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なんの音かと思い振り返ると、大きな黒い車…いや、バス？があった。扉が開くと中から制服を着た生徒が整列し、その間にレッドカーペットがひかれ、中からユニフォームを着た選手らしきメンバーが出てきた。
いや、待って…。こんな大がかりな登場の仕方する…？中学生のサッカーの試合だよね？ここの世界は本当にサッカーが中心なんだなぁ、と改めて感じたよ…。
いつの間にかグラウンドに出てきていた円堂君が、帝国キャプテンのもとへ行った。手を出していたから挨拶だと思うんだけど…帝国の方はその手を取らず、ボールを出してアップを始めた。舐めてるなぁ…。
でも…
「うわぁ…」
彼らのボール裁きはすごかった。素人の私が見ても、レベルが高いことがわかる。
そのボールが蹴りあげられ、円堂君へ向かっていく。宣戦布告かな？それを円堂君は止めていたけれど、かなりの強さだったはずだ。それなのに彼は楽しそうに笑う。
「面白くなってきたぜ！」
ホントにサッカーが大好きなんだなぁ。
ふと、バス？でいいのかな…その上に出てきた人を見た。細身で背の高そう、さらにサングラスをかけた男だった。あの人が総帥さんかな。
離れたところにいる鬼瓦さんを見て、「私も協力できたらなぁ」なんて思いながら首にかけた黄色いゴーグルを撫でた。
言い忘れてたけど、外に出るときは必ずと言っていいほどゴーグルを首にかけ、捕縛武器を畳んでウエストポーチに入れている。こっちに来てから人に使ったことはない。が、向こうの世界の人がこっちに来た、それが敵だったことを考えると持たずにはいられなかった。何が起こっても対応できるように…合理的な判断だ。
「…遅いな」
もう帝国が来てからしばらく経っている。雷門側は何か慌てた様子だ。どうやら選手の一人がいなくなってしまったらしい。その子を探しに走り回っているようだ。
やっと雷門メンバーが揃ったのはそれから十数分後だった。
「これより、帝国学園対雷門中学の練習試合を始めます！」
コイントスを…と審判が言ったにも関わらず、帝国学園のキャプテンが「必要ない」と背を向けた。そのため、雷門側のボールになったようだ。どこまでも舐めてる…。
…正直、ちょっと知り合い程度の中学生のサッカーの試合をわざわざ見に行くなんて、時間の無駄で合理的ではない。
なのに…彼を見てると、面白そうだと思ってしまうのだ。
「さあ皆！頑張っていこうぜ！」
試合開始のホイッスルが鳴った。
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冷(仮) - イナイレ×ヒロアカだと！？最高じゃあないですかぁぁぁぁ！(更新頑張ってください！) (2019年2月7日 22時) (
レス) id: 43543d3530 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - やったーーーー！！！！！！夢主かっこいい！！ (2019年1月26日 20時) (レス) id: e08d45dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - 面白いし、かっこいいです！！！！更新してください！お願いします！ (2018年10月21日 23時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
晃(プロフ) - 捕縛武器で冬海先生を捕縛したシーンが胸アツで凄くどきどきしました……！！今後の展開もすごく楽しみです！ (2018年8月28日 20時) (レス) id: 661c750830 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね！ (2018年7月31日 18時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜飴 | 作成日時：2017年10月23日 22時
