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「ん？」
「夏未さん…？」
大きめの声が聞こえて思わずそちらを向く。制服の女の子と…あれは確か監督さん？が話していた。が、監督さんは挙動不審でどこかおかしい。
しばらくして円堂君からこちらにも声をかけられた。
「バスの点検したいから皆も来てくれって……あれ？Aさん…？どうしてここに…」
「どーも円堂君。差し入れ持ってきただけだよ。なんかお取り込み中みたいだから私はこれで…」
「わかりましたキャプテン！行きましょう！」
「…ん？」
マネージャーの眼鏡の子の方が私の腕を掴んだ。待ってなんで？
「何やら怪しい感じです…Aさんも行きましょう！」
「えっちょ……！」
「音無さん！」
「あ、私は大丈夫だから…でもそちらは…」
本当に何か取り込み中なんじゃない？とは言い切れず、結局バスのある車庫まで引っ張られていった。
私を知るメンバーからは「どうしてここに…」と言われたけれど、「いろいろね」と誤魔化しておいた。不合理だ…。
監督さんが運転席に座る。バスの外で女の子が声をかける。
「発進させて、止まるだけでいいんです。」
「……」
「どうなさったのですか？冬海先生。」
「い、いや…」
「早くエンジンをかけてください」
「は、はい……」
監督さんの右腕が動く。エンジンをかけようとしているようだが、バスはうごかない。というか、ちゃんと鍵が回っていないような…。
「あれ…おかしいですね。バッテリーがあがってるのか…」
「ふざけないでください！」
「は、はいっ！」
厳しい声が響く。すごいなぁ。監督さんは怯え、今度はちゃんとエンジンが入ったようだ。にしても、あの子…わざわざこんなこと選手も呼んでやるなんて…何かあるのか…
「さぁ早くバスを出して！」
「…っ！」
「どうしたんです？冬海先生。」
「……できません！！」
「どうして？」
「どうしてもです！」
すると、女の子は封筒を取り出した。
「ここに手紙があります。これから起きようとしたであろう恐ろしい犯罪を告発する内容です。冬海先生、バスを動かせないのは、あなた自身がバスに細工をしたからではありませんか？この手紙にあるように。」
「…くっ！」
監督がバスに小細工…？ってことは、このままバスにこの子達が乗っていたら…
考えるだけで恐ろしい。
「答えてください冬海先生。」
「ふふ…ふははは…」
監督さんは不気味に笑いながらバスを降りた。
「そうですよ。私がブレーキオイルを抜きました。」
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冷(仮) - イナイレ×ヒロアカだと！？最高じゃあないですかぁぁぁぁ！(更新頑張ってください！) (2019年2月7日 22時) (
レス) id: 43543d3530 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - やったーーーー！！！！！！夢主かっこいい！！ (2019年1月26日 20時) (レス) id: e08d45dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - 面白いし、かっこいいです！！！！更新してください！お願いします！ (2018年10月21日 23時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
晃(プロフ) - 捕縛武器で冬海先生を捕縛したシーンが胸アツで凄くどきどきしました……！！今後の展開もすごく楽しみです！ (2018年8月28日 20時) (レス) id: 661c750830 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね！ (2018年7月31日 18時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜飴 | 作成日時：2017年10月23日 22時
