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「野生中相手に新必殺技もなしにどうやって戦うんだよ。」
「俺は皆を信じる。」
「はあ？」
「たとえ新必殺技が無くたってやってくれるよ。思い出せよ。俺達、イナズマイレブンになるんだぜ！」
部活っぽい会話だ…なんて思いながら聞いていたが、イナズマイレブンという言葉が引っ掛かり、視線を３人に向けた。イナズマイレブンって確か響木さんのチーム…
が、響木さんは表情を変えることなくキャベツを切っている。
「伸びるぞラーメン」
「あっやべ…」
「…イナズマイレブンか。」
「はぁ…じいちゃん達どんな必殺技持ってたんだろ。知りたいな…。」
「…イナズマイレブンの秘伝書がある。」
彼らの会話に入ってくるとは思わなかった、響木さんの声が聞こえて思わず振り返る。
「へぇ〜秘伝書なんてあるんだ。」
「な〜に書いてんだろ……」
『…えぇ！？秘伝書だって！？』
円堂君と風丸君が同時に立ち上がる。豪炎寺君も驚いているようだ。私も驚いている。そんなものあるんだ3割と、響木さんが助言した7割で。
「すご技特訓ノートじゃないの？すご技特訓ノートならうちにもあるよ？」
「ノートは秘伝書の一部に過ぎん。」
いやだから特訓ノートならともかく秘伝書あるって…どうなのよ。なんて響木さんに視線で訴えるも、響木さんは動きを止めて円堂君達の方へ振り返った。
「お前、円堂大介の孫か」
「うん！」
「そうか、大介さんの孫か！あっはっはっは…大介さんの孫か！！」
「うぉ！？うわっ！」
「ちょっ…響木さん危ないでしょ…」
突然笑いだしたかと思ったら、お玉を円堂君に向けた。それに驚いた円堂君が椅子ごと倒れたので、慌てて厨房から出る。…あ、受け身はとれたっぽい？
「何すんだっ…！」
「秘伝書はお前に災いをもたらすかもしれんぞ。」
「…」
「それでも見たいか」
「…あぁ！」
響木さんはニッと笑うと、「秘伝書は理事長室の金庫の中だ」とだけ言い、作業に戻ってしまった。私はそんな響木さんに驚きながらも円堂君に近寄る。
「大丈夫？円堂君…」
「あ、大丈夫です。…そっか……じいちゃんの秘伝書が…よーし！風丸、豪炎寺、明日取りに行こうぜ！！」
「そうだな！」
「あぁ！」
「…君たち元気だね。」
よっぽど秘伝書のことが嬉しかったのか、その後ラーメンを食べてすぐに帰ってしまった。
「…響木が秘伝書のことを言うとはな。」
「私もびっくりしました。」
「……」
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冷(仮) - イナイレ×ヒロアカだと！？最高じゃあないですかぁぁぁぁ！(更新頑張ってください！) (2019年2月7日 22時) (
レス) id: 43543d3530 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - やったーーーー！！！！！！夢主かっこいい！！ (2019年1月26日 20時) (レス) id: e08d45dbb6 (このIDを非表示/違反報告)
尾崎紅葉 - 面白いし、かっこいいです！！！！更新してください！お願いします！ (2018年10月21日 23時) (レス) id: f02ea9a8e7 (このIDを非表示/違反報告)
晃(プロフ) - 捕縛武器で冬海先生を捕縛したシーンが胸アツで凄くどきどきしました……！！今後の展開もすごく楽しみです！ (2018年8月28日 20時) (レス) id: 661c750830 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね！ (2018年7月31日 18時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜飴 | 作成日時：2017年10月23日 22時
