18話.敵襲とご機嫌斜め。 ページ22
ー馴れ初め篇
<バキィィッという音と共に壁にめり込んだ一人の男。それを見て甲板に上がってきたサッチが震えあがる。エースとのデートを邪魔された長女は、不機嫌なのだ。その証拠に現在のレーラは、オヤジの事を”おとん”と呼んでいる>
レーラ【おとん!デート邪魔されたぁ...】
サ「ヒィッ...ちょ、こっわ!!誰だよ...。レーラちゃん怒らせたの!」
マ「オメェら、どうしてくれんだよぃ...。うちの長女がご機嫌斜めだよぃ」
ー一人だけ状況が分かっていないエースー
エ「えッ...!?マルコ、レーラなんであんなに怒ってんだ?」
マ「はァ...。お前とのデート邪魔されたから怒ってんだろうよぃ」
エ「えッ...。何それ怒ってる理由が可愛い!!」
ー壁にめり込んだ男を指差しながらー
マ「お前もレーラを怒らせたらあの男みたいになるんだよぃ」
ーケラケラ笑いながらー
ハ「あれは、ヤバいよね」
ーしばらくしてドンッドンッドンッという音がして船が揺れたー
白「大砲かァ?」
マ「そうみたいだよぃ」
<しかし、次の瞬間にモビーを囲んでいたはずの敵船十隻のうちの三隻が破壊されて海面から真っ黒なカラスの潜水艦が姿を現す。そして、大きな鉄扇を持った小柄な男がモビーの甲板に姿を現す>
ロク「エドさん、お久しぶりです」
白「ロクかァ...。アレンは、どうしたァ?」
ロク「船長は、そろそろ来ますよ」
ーエースが不思議そうな顔をしながらー
エ「マルコ、アレ誰だ?」
マ「あァ。レーラの弟の船の副船長でお前さんとこの隊員のロイの兄貴だよぃ」
ーそこにエースが
アレン「お父さん、久しぶりねぇ」
白「グララララァ。アレン、久しぶりだなァ」
ー驚いた顔をしながらー
エ「あ!さっき寄った店のねぇちゃん!」
アレン「あら、さっきのお兄さんじゃない」
エ「あれ、マルコさっき弟って...。アレンって男だったのか!?」
アレン「えぇ、そうよ」
ー泣きそうな顔で抱きつきながらー
レーラ【アレンくん!デートの邪魔されたぁ...】
アレン「あら、ひどい人達ねぇ」
ー敵船のヤツらに向かってマルコが悪い顔をしながらー
マ「さて、うちの末っ子と長女のデートを邪魔したんだ。覚悟は、できてるかよぃ...」
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作者名:竜胆ましろ | 作成日時:2023年10月23日 14時