10話.末っ子と超ド天然。 ページ14
ー馴れ初め篇
＜エースが二番隊の隊長になってから部屋の並びが変わった船内。マルコが物置に使っていた部屋をレーラが使いその隣の部屋がエースの部屋になった＞
ー部屋の扉がノックされてー
レーラ【エース、まだ寝てるん？】
エ「んぁ...？誰だ...。グゥー...」
ー顔を覗き込んでエースの頬をつつきながらー
レーラ【エースくん？起きとぉくれやす】
ー寝ぼけてレーラの腕を掴み引き寄せてー
エ「んぁ...？お前もこっちこいよ...」
レーラ【ヘッ...！？わわッ...はぁ、しょうがないなぁ...。少しだけだからね？】
ーふにゃふにゃした笑顔でレーラの胸元に顔をうずめてー
エ「あったけぇー...」
ー30分後ー
ー昼食の為にエースを呼びにきたサッチが扉を開けてー
サ「うそぉーーッ！！！」
ーエースの部屋の前で絶叫したサッチとそれを聞いて部屋にやってきた隊長達ー
ー顔をしかめながらやってきて部屋を見て固まるマルコー
マ「おい、サッチ。うるせぇよぃ...ッ！？」
ー部屋を見てニヤニヤしながら映像電伝虫にその様子をおさめるイゾウー
イ「末っ子は、大胆だねぃ...」
ー騒がしさに目を覚ましたエースが顔を真っ赤にしながら目の前を見て固まるー
エ「んぁ...？うるせぇ...なッ...！？」
ーケラケラと笑うハルター
ハ「アハハッ！エース最高だよ」
ー目を覚まして普通に挨拶をするレーラー
レーラ【ん...？やっと起きた！エースおはよう】
エ「おはようってちげぇよ。レーラすまねぇ！」
レーラ【えっと...何？あれ、みんなもなんかあったん？】
ーレーラの反応を見てマルコが呆れた顔をしながらー
マ「いや、何でもねぇよぃ...。昼食だから食堂にこいよぃ」
サ「あァ、忘れてたわ。エース、レーラちゃんって超ド天然何だったわ...」
ー笑いを堪えるイゾウとハルター
イ・ハ「「ッ〜〜！！！」」
エ「うそだろ...？」
ーエースの手を取りー
レーラ【エースくん、お昼ご飯やて！早う行こう】
エ「あ...お、おう」
ーエースに近寄りマルコがー
マ「レーラを落としてぇならもっとストレートにアピールしねぇと無理だよぃ...」
ーハルタがにこにこしながらー
ハ「頑張ってね。エース」
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作者名：竜胆ましろ | 作成日時：2023年10月23日 14時
