【七つの大罪】キミノオト

シャットダウン＊白昼夢★ ページ9

キングside

簡単な自己紹介をし合った所、彼女の名前はAと言うらしい。

…なんだかとても、懐かしく感じたのは気のせい？


「へぇ、いい名前だね。よろしく、A。」


すっと手を差し出し握手を求める。

君は何処か作られた(プログラミングされた)様な笑みを浮かべた。


「いえいえ、こちらこそよろしく。キング。」


Aも手を伸ばす。





だけど、その手がオイラの手を掴むことは無かった。

音を立てて倒れこむAの動きはスローモーションみたいにゆっくり、ゆっくりと進んでいった。

まるで、オイラをあざ笑うかのように。


「A？！」


名前を呼んでもAは反応しない。

どんどんAの瞼が降りていく。


驚きのあまりに体が動かなくて、気付いた時にはすでにAの意識はなかった。






ぐったりとうなだれたAを抱き抱えてシャスティフォルにのせる。


「シャスティフォル！お店まで運んで！」


ふわりと浮き上がったシャスティフォルの後を追う。









風の音の中に混じって…









『キ…ング…』




オイラの名前を呼ぶ声が聞こえたようなきがした…





ーーーーーーーーーーーーーーーー

なんか、気絶したってだけなのにすごく大げさに書いてしまった気がする…

クラッシュ†りのの→←『名前』　 *あん蜜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す