自由に生きようよ、ね【ONEPIECE】 (ページ15)

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１４話　過去①ー２ページ15

─ノースside─

家の中で頭をおさえてたらじーちゃんが上ってきてニッと笑った。海賊にケンカを売られたから買うらしい。もう一回じーちゃんが上って来るまでここでまってなさいって言われた。つまり、じーちゃんのお仕事見学だ。
まどからチラッとのぞいてみたら大砲をぶん投げてるじーちゃんが見えた。その先にある海賊船も。見たことないドクロマークだから多分あんまり有名なとこじゃないんだと思う。手配書なんかもじーちゃんがよく見せてくれるから読む本がないときに見ておぼえてる。

『じーちゃんホントに人間...？？』

あくまの実の能力者じゃないしロボットでも巨人でもないのに、じーちゃんつよすぎなのでは。ちゅーじょーはスゴイ方だって知ってるけども、海軍ってじーちゃんみたいな人ばっかりなのかなぁ。やさしいと、いいけどな。
海賊船が海にしずんでって乗ってた人たちが船のまわりにういてる。じーちゃんがえがおでこっちに来てるからお仕事はかんりょーしたみたい。

「ノース！！どうじゃった！！」

『すごかったよー、じーちゃんつよいんだねぇ』

「そうじゃろう、そうじゃろう！！ん？...あ"ッ！！？なんじゃその血！！どっか怪我したんか！！」

『頭ぶつけちゃった』

「手当て！！手当てじゃ───ッ！！！」

『じーちゃん、しーっ』

何でケガしたわたしよりじーちゃんがあわててるんだろ。うるさいよってポカッとたたいた。けど、ノーダメージでだっこされて甲板までひとっとび。じーちゃんわたしのこと好きっていうけどあぶないことフツーにするのなんでだろ。
下にいた海兵さんに手当てしてもらって頭にほーたいがまかれた。頭というかおでこだけど。「目じゃなくて良かったね」って言われたからそーなの？って聞いたら「そうだよ！？」って言われた。そうらしいよ。それからじーちゃんのひざの上に座ってずーっと頭なでられてる。

『じーちゃんわたしのこと大好きだね』

「大好きどころじゃないわい。わしにとってお前らは宝なんじゃ」

『わたしもじーちゃん大好きだよ』

「お～、孫息子にはない可愛さじゃなぁ～。嫁に出しとうない...一万歩譲ってもわしより強くないと認めんぞ」

『じーちゃんより...』

およめに行く気はないんだけども、お相手さんが見つかんなそうだなぁ。じーちゃんよりつよい人いるのかな。ちゅーじょーよりもっとえらい人ならつよいのかも。会えるかな。

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