自由に生きようよ、ね【ONEPIECE】 (ページ49)

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４８話　過去②ー５ページ49

─ノースside─

『お腹いっぱいになった？』

「まだ足んねぇけどうまかった！昼メシも分けてくれたしおまえいい奴だな！」

『ルフィは強い子だね、こんな所に一人で怖くなかった？』

「こわかったけどノースが来てくれたからもうヘーキだ！にししっ！」

『そっか』

「それよりさっきのあのでっけェ魚なんだ！？それにおまえオオカミと話せんのか！？」

暗かったからワンチャンバレてないんじゃないかと思ってたけどそんなことなかったね。狼と話してたのもルフィなら気付かないかなって思ってたんだけどな。バッチリ突っ込まれたね。

動物というか、生き物と話せるのは別に教えてもいーんだけど、能力についてはウミに身内でも簡単に教えるなって言われてる。バレるから触れるのも極力控えるよーにとも。あれ、さっきガッツリルフィ抱きしめちゃったな。何も言わないからそこには気付いてないのかな。

言うか言わないか迷ってたけどキラキラした目で見られたから折れた。だって私の弟がこんなにもかわいい。

『ルフィ、今から私が言うことは誰にも言っちゃダメだよ？内緒にしてね、私との約束』

「分かった！」

『さっきの大きな魚、あれはね───』

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私の悪魔の実の能力について話したあとまたジンベエザメを作って崖を上った。ルフィも悪魔の実の能力者だったのはすごくビックリしたけど、崖に落ちても無事だった理由が分かってスッキリした。

あともう一つ新しく分かったのが、水魚の中で息ができるのは私だけでルフィは息も出来ないし力が抜けるって事。

私が作り出したものだから私に効かないのは分かるけど他の人だと水中そのものみたいだ。だから水中で私がルフィを抱き上げて頭だけ外に出てる状態で崖を上った。

歩き出して数分で雨が降って来て土砂降りになったから穴の開いた木の根元で雨宿りすることになった。

「ノースはやさしーな。メシくれるしおれのことさがしに来てくれたし」

『ルフィは私の弟で家族だからね。もしまた怖くなった時は私の名前を呼んで、助けてって叫んでみて。絶対に助けに行くから』

「おれはつよいから大丈夫だ！」

『そっか。でもね、ルフィ。この世界に助けが要らない人なんて居ないんだよ』

「ノースもたすけがいるのか？」

『うん、要るよ』

「じゃあおれがたすけてやるよ！その方が"かぞく"っぽいしな！」

『！...そーだね、その時は助けてもらおーかなぁ』

「おう！まかせとけ！」

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