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何もしていないのに身体は自然とドフラミンゴの方へ向かって行く。糸だ。操られてる。
気付いた瞬間に身体を炎に変え焼き切る。

「流石白ひげ海賊団で副隊長を務めるだけあるな。糸に気付くか。」

「貴方に構ってる暇は…しまった、オーズっ!」

気付くのが遅れた。
完全にドフラミンゴに気を取られていた。
オーズはモリアの攻撃に貫かれ、その場に倒れ込んだ。
駆けつけようとするとドフラミンゴに腕を取られた。

「離してよっ!」

「まだ話は終わってねェだろ?話の途中で行くのはお行儀悪いぜ、嬢ちゃん?」

「じゃあさっさと言って!!」

「フッフッフ、気の強い女は嫌いじゃねェ。…おれと手を組まないか?」

「…は?組む訳ないでしょ。貴方とは絶対に、死んでも嫌。」

ドフラミンゴがワノ国を支配する忌々しいアイツと手を組んでるのは知ってる。
今だって、触られるのも虫唾が走る程嫌なのに。


「そりゃあ残念だ。」

ニヤニヤとした笑みは崩さない。

「終わったなら行くわ。本当は今すぐ切り刻んでやりたいけど…失礼します。」

どうせ斬った所で糸で再生するだろうが、掴んでいる腕を切り落としてオーズの元へ向かう。
後ろからはあの独特な笑い声が聞こえた。


とにかくまずオーズの様子を見るが、気を失っているだけだった。

「ごめん、オーズ。」

一度父様を振り返ると、巨人族の中将が父様に攻撃を仕掛けていたが、一撃で沈められた。


「オーズを踏み越えて進めェ!!」

父様の号令に皆一斉に地上へと向かって行く。
そんな中でアトモスさんの悲痛な声が聞こえた。

「おれに近付くな!お前等!!」

「アトモス隊長!?」

声の方へ行けば、アトモスさんが隊員達を攻撃していた。こんな悪趣味な事をする奴は1人しか知らない。
アトモスさんの背後で絡まる糸を斬ると、ドフラミンゴの支配から解放された。

「すまんA!!油断した!」

「ドフラミンゴには気を付けて!!」


その時、父様から通信が入った。

「聞こえるか、A。」

「はい、父様。」

「赤犬がいねェ。探せるか?」

「赤犬が?了解。」


周りの海兵達を一刀両断し、赤犬の気配を辿った。

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哀羅(プロフ) - 六作目も無事に終わり、次はシリーズ第七章!!おめでとうございます!これからも応援してます!この作品に出会えて本当、幸せです。 (2020年10月27日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» あ、strawberry moonの6の話ですけどね!?6はもう最後まで書き上げていて、最後の確認中です!まだラストまで辿り着く気がしませんが...。応援嬉しいです♪ それと次回作は密かに下書き作ってあります笑 (2020年10月27日 20時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - ルイさん» えぇぇ!!もうラストがルイさんの中には…あるんですね?!凄い!私なんて新作作って更新スローになってるんで汗羨ましい!もちろんこれからも応援してます!ちなみに今のこのお話が終わったら次何書くか決めてますか? (2020年10月27日 19時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 哀羅さん» 夢主ちゃんは大切なものを守る為に必死なんですよね...!続編はまだですが、実はラストの構想はほぼ終わってるので、出来れば今日上げたいです!! (2020年10月27日 18時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 主ちゃん攻めますね…!大丈夫ですか……!!万が一の時のイゾウさんの気持ちが計り知れない……。 (2020年10月27日 16時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨音 | 作成日時:2020年10月13日 1時

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