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＿貴方side
久しぶりに会った傘下の海賊達と飲み交わす。
特に"氷の魔女"ホワイティ・ベイと"大渦蜘蛛"スクアードとは仲良くしてもらっている。
二人は私を妹のように可愛がってくれていて、コウの事も我が子のように可愛がってくれる。
二人は時々コウの服とかおもちゃを送ってくれるんだけど、今日も沢山貰ってしまった。
｢いつもありがとう。｣
｢なに、可愛いAの息子だ。あたし達にとっては可愛い甥っ子さ。これくらいさせとくれよ。｣
｢コウは？｣
｢ナースさん達の所。多分ステファンかコタツと遊んでるんじゃないかな。｣
｢犬と猫…仲良く出来てんのか？｣
｢それが意外と仲良いみたいよ。｣
他愛もない話をしていると、お酒が足りなくなり、私は二人に断って席を離れた。
お酒を取って戻る途中、本日の主役が離れた所でぼーっと海を見ているのを見つけた。
｢どうかした？今日の主役がこんな所で何してるのよ。｣
｢ああ、Aか。その…あんまり慣れてなくて、よ。｣
｢そうなの？意外。｣
｢……なァ、聞いてもいいか？｣
｢ん？｣
深刻そうな表情に、何となく背筋を伸ばす。
｢Aの両親は…どんな奴なんだ？｣
親ね…何かあるのかしら。
｢私の両親は…侍だった。強くて立派で…自慢の両親だったわ。｣
｢だった…？｣
｢ワノ国へは行った事あるのよね？｣
｢ああ…。｣
｢酷い有様だったでしょう。それまでは本当に美しい国だった。それを代々光月家が守ってきた。私も私の両親も、その光月家に仕える侍だったの。でも…色々あって今じゃ光月家やそれに仕えた者達は極悪人扱い。両親は処刑されて死んだわ。｣
｢なんだよそれ！！｣
エースは怒っていた。何故彼が怒るのかは分からないけど、確かに彼は私の為に怒ってくれていた。
｢何の関係も無いコウだって、一度ワノ国に足を踏み入れれば犯罪者よ。私のせいで…子どもまでとやかく言われてしまう。でもね、コウを産んだ事に後悔は無い。だって愛する人との子だもの。宝物よ。どんな血を引こうが関係ないわ。｣
エースは何か考えているようだったけど、暫くして口を開いた。
｢もしおれが海賊王の息子だって言ったら…どう思う？｣
そっか、この子の越えたい壁は、父親…"海賊王"ゴール・D・ロジャーだったのか。
今まで疑問に思っていた部分が晴れたような気がした。
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ルイ(プロフ) - さららさん» ありがとうごさいます！コメント嬉しいです！！頑張ります！ (2020年10月22日 19時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
さらら - イゾウさん、大好きなんですよ!!頑張って下さい♪ (2020年10月22日 18時) (レス) id: ae27f7bbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月2日 15時
