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｢イゾウ。｣
｢何だこんな夜中に…浮気か？｣
｢ふふ、そんな訳ないじゃない。あの子、父様にお礼参りしに行って撃沈したのよ。気配を追ってここに来ただけ。ちょっと話もしてたけど…それだけだから。何も無いわ。｣
｢ならいい。｣
ちゅう、と音を立て見えないギリギリの位置の首筋を吸われた。
｢久々に妬いた。｣
｢妬かなくたって…私はずっとイゾウのものよ？｣
｢そんなのわかってる。だが、妬かせたのはAだろ？｣
そう言って妖艶に…舌舐めずりするイゾウ。
あ…これは朝までかかりそう、と直感した。
耳を甘噛みされ、耳元で吐息混じりに名前を呼ばれれば、もう逃れる術はない。
まるで蜘蛛の巣に囚われたように動けない私を見て妖しく笑い、噛み付くかのように唇を奪われた。
呼吸さえも奪うようなキスに頭がクラクラして、腰が抜ける前に腰を抱かれ、逃げる事も叶わない。
ようやく離れ、繋がった銀の糸をぺろりと舐めとると、イゾウは私を抱き抱えて部屋へ行き、すぐにベッドに押し倒した。
｢今日は優しくする気はないぜ。覚悟はしておけよ。どんなに泣いてもやめねェからな。｣
ギラリと光る目はまるで捕食者のそれだった。
嫉妬の炎を燃やし、荒々しく自分を刻み込むように激しく抱かれた。
静止の声も届かず、泣いても本当にやめてくれなかった。
何度果てたかも分からない。
激しい行為や快楽に耐えきれず、何度か意識が飛びそうになったけど、それすら許されなかった。
｢飛ぶんじゃねェよ。ちゃんとおれだけを見て、おれだけを求めてな…っ！｣
イゾウが満足するまでそれは続いた。
次の日私の腰は役に立たず、ベッドから動けなかった。
そんな私を悪びれもなくイゾウは笑って、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれた。
もちろん仕事は休みにしてもらった。
まあ…イゾウが嬉しそうだからいいか。
怒る気もないし、許してしまう私も大概よね。
だって愛しちゃったんだから。
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ルイ(プロフ) - さららさん» ありがとうごさいます！コメント嬉しいです！！頑張ります！ (2020年10月22日 19時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
さらら - イゾウさん、大好きなんですよ!!頑張って下さい♪ (2020年10月22日 18時) (レス) id: ae27f7bbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月2日 15時
