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＿No side
Aの報告により、白ひげ海賊団本船の進路は決まった。
近いうちに立ち寄る予定ではあったが、それを少し早め、スペード海賊団も向かった補給地に立ち寄る事にしたのだ。
そして後に入った島からの報告で、ジンベエが丸4日もあのルーキーと死闘を繰り広げているらしい。
5日目の今日、その島に着いた。
焼け焦げ穴だらけの地面にはジンベエが倒れていて、スペード海賊団がいた。
エースを抱え、この場から立ち去ろうとしていたのだろう。
そこへ白ひげが出て行った。
｢おれの首を取りてェってのはどいつだ？望み通り、おれが相手をしてやろう。｣
得物の薙刀をダンッと船縁に叩き付け、ビリッとした衝撃が空気を破った。
スペード海賊団は圧倒され、その場から動けなくなっていた。
中には気力を折られ膝をつく者もいた。
白ひげが薙刀を一振りする。
斬撃のような衝撃波が、エースの後方にいたスペード海賊団を襲った。
悲鳴が響き渡り、仲間の声に朦朧としていたエースの意識が覚醒する。
自分を抱えていた人物を押し退け飛び出した。
｢出てこい…！おれは白ひげの首を取りに来たんだよォ！｣
エースは吠えた。自分に白ひげの注意を向けようとしたのだ。
しかし白ひげはそれに構わず次を放つ。
また衝撃波がスペード海賊団を襲う。
｢お前ら…！"炎上網"ッ！｣
数メートルにもなる炎の壁がエースとスペード海賊団を隔てた。
その壁はスペード海賊団を白ひげの脅威から覆い隠した。
｢仲間達は逃がしてもらう…！その代わり…おれが逃げねェ…！｣
エースのその言葉に、今更逃げを打つのかと落胆していた白ひげは愉快そうに笑った。
｢ハナッタレが、生意気な…。｣
何を思ったか、白ひげはスペード海賊団が撤退するまで待ち、その後薙刀を一振りした。
5日間戦い抜いたエースの身体は満身創痍で、その衝撃波に耐えられずに膝を折った。
それでも一度は立ち上がり、炎の勢いが増した。
まだ立ち上がるエースを見て、白ひげは小さく笑った。
｢今死ぬには惜しいな小僧。まだ暴れたきゃ、この海で、おれの名を背負って好きなだけ暴れてみろ…！｣
そう言って白ひげはエースに手を差し伸べた。
｢おれの息子になれ！｣
その言葉にエースは頭に血が上った。
｢フザけんなァ！｣
エースは完膚なきまでに叩きのめされた。
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ルイ(プロフ) - さららさん» ありがとうごさいます！コメント嬉しいです！！頑張ります！ (2020年10月22日 19時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
さらら - イゾウさん、大好きなんですよ!!頑張って下さい♪ (2020年10月22日 18時) (レス) id: ae27f7bbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月2日 15時
