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＿おまけ(マルコside)
｢Aちゃーん！ボタン付けてくれ！｣
｢A！服が破れちまったんだが直せるか？｣
｢Aちゃーん！！おれっちのスカーフが！！｣
どいつもこいつもなんなんだよい！
てかあのフランスパンに至っては確信犯だろ！
おれの手には服やらズボンやらが積み上げられていく。
昔から細かい作業は余り得意じゃねェんだ。
帆の修繕も悪戦苦闘してるってのに、次から次へと服を渡され直せと言われる。
Aはいつもこうなのだろうか。
疑問が顔に出ていたのかイゾウが笑って答えてくれた。
｢お嬢はいつもそうやって頼まれたのをこの時間内に直して返してるよ。｣
A｢凄いな…尊敬するよい。おれには出来ねェ。｣
｢だろうな。だからおれの仕事と変えたんだろ。｣
イゾウはおれが不器用なのを知ってるから、自分の書類仕事と交換してくれた。
A｢これ、どうするかねい…。お互いの仕事をやるって約束だからやらなきゃなんねェよな…。｣
｢やらなくてもいいだろ。仕事じゃねェからな。寧ろ返してやってもいいんだ。いっつもお嬢に押し付けやがって…。｣
ちっ、と舌打ちをするイゾウ。
綺麗な顔してんのになァ。
ま、来たばっかりの頃は考えられなかったな。
A｢がったがたに付けて返してやるよい。｣
｢ははっ、そりゃあいい。｣
その後、彼等に返ってきた服は取れかけのようなボタンが付いていたり、変な模様の刺繍のような何かが施されていたり、サッチのスカーフに至ってはイゾウの手によりリボンになっていたという。
しかしそれがAではなくマルコがやったのだと思い出した彼等は、何も言わずそのまま着ているらしい。
｢おれっちのスカーフがああ！！なんでこんな可愛くなっちゃってんだよ！？｣
｢いい気味だな。｣
サッチはイゾウを恐れてAに頼むのを暫くやめた。
そして翌日、無事に二人は元に戻った。
二人は入れ替わった自分達を笑った人達を笑顔で片っ端から海に蹴り落としていた。
｢ざまあみやがれ。｣
｢困ってる人を笑う貴方達が悪いのよ。｣
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
このお話は、マルコさんの誕生日という事で思いついた小話でした。
昨日完成させたかったのですか、間に合わなくてごめんなさい！
そしてローさん、曹長、バルトロメオお誕生日おめでとうございます！
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ルイ(プロフ) - さららさん» ありがとうごさいます！コメント嬉しいです！！頑張ります！ (2020年10月22日 19時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
さらら - イゾウさん、大好きなんですよ!!頑張って下さい♪ (2020年10月22日 18時) (レス) id: ae27f7bbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月2日 15時
