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そして来たる赤い月の日。
さて今回は何が起こっているだろうか。
｢｢はぁっ！？｣｣
二人の叫ぶ声が響いた。
声がするのはイゾウの部屋からだ。
｢なんだ、どうした！？｣
こういう時にいつも最初に駆け付けるのはマルコなのだが、今日はサッチが最初にやってきた。
しかし見た所、ベッドの上にはイゾウとA。
特に何の変化も無かった。
｢なんで！？｣
今度はマルコの部屋から声が聞こえた。
そちらへはビスタが向かうも、そこにいたのはマルコ。
皆が疑問符を浮かべる中、マルコが部屋を飛び出しイゾウの部屋に走っていく。
｢やっぱり…入れ替わってる！！！｣
｢おれが目の前にいるよい…！｣
Aがマルコのように話しているのを見てようやく皆が確信した。
Aとマルコが入れ替わってしまったらしい。
｢こまったねい。どうすりゃいいんだい？｣
｢どうしようもないわ。ごめんなさい。今日が終わるまでは戻る方法がないの。｣
皆はマルコの口調で喋るAと、Aの口調で喋るマルコが面白くて仕方がない。
腹を抱えて大爆笑だ。
そんな中、イゾウは一人内心ショックを受けていた。
今日おれはずっとマルコを抱き締めて寝ていたのか、と。
｢あ、そうだコウ！見に行かなきゃ！｣
マルコ…いやAが隣の部屋に入ると、そこにいたのは犬の耳としっぽが生えた可愛い我が子だった。
｢あれ、まるこおじしゃん、おはよい？｣
｢おはよう。よかった、特に問題はなさそうね。それにしても…可愛い！｣
コウは母のような話し方をするマルコに混乱した。
そこにマルコの話し方をするAが来たもんだからパニックになった。
｢かかしゃまがまるこおじしゃんになった…？まるこおじしゃんはかかしゃま…？｣
｢そうだ。説明したろ。今日は赤い月の日だから不思議な事が起こるって。コウには可愛い耳としっぽが生えてるぞ？｣
イゾウに言われ落ち着きを取り戻したコウは、ようやく自分の変化に気付き、普段無いものが生えている事に楽しそうだった。
そして皆は子どもの順応性の高さを感じた。
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ルイ(プロフ) - さららさん» ありがとうごさいます！コメント嬉しいです！！頑張ります！ (2020年10月22日 19時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
さらら - イゾウさん、大好きなんですよ!!頑張って下さい♪ (2020年10月22日 18時) (レス) id: ae27f7bbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月2日 15時
