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コンコン
｢マルコさん、いる？｣
｢開いてるよい。｣
返事を貰って入ると、マルコさんはメガネをかけて書類を作成していた。
｢どうした？｣
わざわざ手を止めて視線を合わせてくれた。
｢何か手伝う事ない？｣
｢コウと遊ぶ予定じゃなかったのか？｣
｢最近イゾウとコウ…喧嘩ばかりでしょ？だから仲良くしてもらおうと思って、二人でお風呂に行ってもらったの。｣
｢パパよりママの方がいい時期なんだろい。｣
｢ええ、そうみたい。困っちゃうわ。嫉妬深い所はイゾウに似たのね。｣
｢なんだ、知ってたのかい。｣
｢ふふ、何年一緒にいると思ってるのよ。｣
｢アイツはAに関しては嫉妬と独占欲の塊だからねい。困った奴だよい。｣
｢それが息子にも向くから困るのよね。コウもそうだから…。｣
｢今の時期は仕方ねェよい。我慢するしかないな。まァ…コウはいつでもおれ達が見てやるよい。可愛い甥っ子だからねい。｣
｢本当に助かるわ。ありがとう。｣
話しながら書類の整理を手伝う。
1番隊隊長をしながら16に分けられた隊の総括もするんだから、マルコさんの負担は凄く大きい。
昔から時間があればこうして手伝っている。
時計を見るとそろそろイゾウ達が上がる頃。
多分全部終われば迎えに来るだろう。
｢あ、そうだ。次の偵察なんだが…そろそろお願いしてもいいかい？｣
｢ずっとお休みさせて貰ってたものね。飛ぶのも久々だけど…身体は鈍ってないから大丈夫よ！｣
｢良い気分転換にもなるだろ。明後日行ってくれるかい？イゾウにはおれから話しておくよい。｣
｢ん、多分そろそろ来ると思うけど…。ちなみに島の詳細は？｣
｢ルーキーが暴れてるらしくてねい。ちょっと見て来てほしいんだ。｣
｢片付けなくていいの？｣
｢ははっ！随分好戦的だねい？別に出来そうならやっちゃっていいよい。規模が大きくて一人じゃ無理ならすぐ帰ってくればいい。｣
｢だって最近何にも無いじゃない。何よりイゾウの心配性に磨きがかかって思うように戦えないのよね。｣
｢コウが産まれてからだな。ま、気持ちは分かるよい。｣
コンコン
｢かかしゃまー？かーかーしゃーまー？｣
｢ほら、お迎えだよい。そろそろ飯の時間だし、おれも一緒に行こうかねい。｣
｢そうね。ふふ、ありがとうマルコさん。｣
｢いいって事よい。｣
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ルイ(プロフ) - さららさん» ありがとうごさいます！コメント嬉しいです！！頑張ります！ (2020年10月22日 19時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
さらら - イゾウさん、大好きなんですよ!!頑張って下さい♪ (2020年10月22日 18時) (レス) id: ae27f7bbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年10月2日 15時
