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次の盃はAから。交互に飲み干し、またAに戻して飲み干す。
最後の盃は最初と同様に行った。
｢では次に指輪の交換を行います。｣
指輪は二人分、イゾウが用意していたらしい。
イゾウは涙を浮かべるAの手を取り口付けた。
｢これから先何が起こるか分からねェが…Aとなら何だって乗り越えられる。ずっと…おれの側にいてくほしい。おれと結婚してくれるか？｣
｢はい。もちろん喜んで。｣
左手の薬指にそっと指輪をはめる。
サイズはピッタリだった。
｢どんな試練も苦難も、貴方となら越えていける。イゾウさんがいてくれれば、それだけで幸せだから。他には何もいらない。これからも私を側に置いてくれますか？｣
｢ああ、もちろん。嫌だと言われたって離してやらねェよ。｣
ふふっと目を潤ませながらイゾウの薬指に唇を落とし、指輪をはめた。
｢うう…っ、それじゃあ…誓いの、キスを…っ！｣
感動で涙を流すサッチ。
それをマルコは冷めた目で見ていた。
｢A…。｣
イゾウはそんなサッチに目もくれず、Aの頬を両手で包み込み、それに応えるように彼女は目を閉じた。
ちゅっと額に口付けるとブーイングが上がった。
｢口じゃねェのかよ！！｣
口々に文句を言い始めた人達にイゾウはフッと笑う。
｢お前らにAのキスしてる時の顔、見せたくねェからな。｣
ただの独占欲だったらしい。
その言葉にAは顔を赤くし、文句を言っていた人も思わず黙ってしまった。
｢やっぱり色男は言う事も違うなァ…。おっといけねェ、次行かなきゃな。んんっ。では次に親族盃の儀、行います。｣
ビスタが上座から順に酒を注いで回る。
注ぎ終わるとビスタも席に着き、全員立ち上がる、
代表して白ひげが挨拶をする。
｢まァ…既に家族なんだがな。更に家族の絆を深める意味でも良いだろ？グララララ！新しい家族に乾杯！！｣
『乾杯！！』
グイッと一気に煽り、飲み干してから手締めをし、皆席に座った。
｢では結婚の宣言と承認に移ります。｣
｢おめでとう。目出度く…二人は夫婦となったよい。承認するなら拍手してくれよい。｣
会場は拍手と歓声に包まれた。
｢皆様の承認を得て、二人は正式に夫婦となりました！おめでとうってんだ！！！｣
再び拍手に包まれる会場。
イゾウとAは照れたように笑っていた。
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ルイ(プロフ) - アイズさん» はじめまして！うわぁ...とても嬉しいお言葉ありがとうございます！！これからも頑張りますね！コメント嬉しいですありがとうございました！！ (2020年9月28日 8時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！3歳になったお話もほっこりしながら笑ってしまいました！更新楽しみにしています！ (2020年9月28日 3時) (レス) id: aae8577057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年9月25日 12時
