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｢どうも。｣
軽く挨拶を交わし、酒を注文した美丈夫を当主…カムリは見つめた。
先程から大勝ちしているらしいこの男に見覚えがあったからだ。
｢お前は確か…うちの見張りだったか。｣
｢コハクです。覚えていて頂けたとは…光栄です。あ、こいつはおれの弟分でして…ご一緒して構いませんか？｣
｢ああ、構わん。相当勝っているらしいな。是非ともお相手願おう。｣
｢ええもちろん。さ、どうぞ。当主サマも飲んで下さい。｣
上等な酒を注がれ、好きな酒だった当主はご機嫌だった。そして何より気の合うこの男と話しているのは楽しかったのだ。
｢ああ、また私の負けか。お前は本当にポーカーが強いんだな。｣
｢ふふ。今まで負けた事無いですね。｣
｢ははっ！お前と話していると気分が良い。もっと話したいなァ…。｣
｢なら何処か店行きますか？当主サマなら良い店もご存知でしょうし。｣
｢そうだな。なら行こうか。君も来ればいい。｣
さり気なくカムリは男の腰を抱き、歩き出した。
コハク…いやAは僅かに眉根を寄せるも新人を連れ、笑みを浮かべて着いて行った。
着いたのはお洒落なバーだった。
新人君は卓についた綺麗なお姉様方にメロメロなようで、Aは密かにため息をつく。
右にはカムリ、左には女に挟まれ、肩を組まれながら酒を煽っていた。
Aの肩を抱くカムリは上機嫌だった。
この男はどうやら女が好きなようだが、女に限らず美人にめっぽう弱いらしい。
美人なら男でも、という趣味の持ち主だそうだ。
偏見は無いAでも流石にこの状況は苦笑いを浮かべるしかなかった。
｢私はお前の事がもっと知りたい。｣
目の据わった男に言い寄られ、Aは心底げんなりしているのだが、流石副隊長といった所か、嫌な顔一つせずに対応していた。
｢おれもアンタの事には興味がありますよ。色々教えて下さい。｣
そう言えば更に気分を良くし、腿に手を置かれた。
ぞわりと鳥肌が立つのを何とか押さえ笑みを浮かべるAに、横目で見ていた新人はひたすら尊敬の念を抱いていた。
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ルイ(プロフ) - アイズさん» はじめまして！うわぁ...とても嬉しいお言葉ありがとうございます！！これからも頑張りますね！コメント嬉しいですありがとうございました！！ (2020年9月28日 8時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！3歳になったお話もほっこりしながら笑ってしまいました！更新楽しみにしています！ (2020年9月28日 3時) (レス) id: aae8577057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年9月25日 12時
