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＿No side
｢こいつ凄ェ！さっきから勝ちまくってる！！｣
｢格好良いわぁ…！素敵！！｣
色んな目で見られ注目の集まる卓がある。
どうやらポーカーで勝ち続けている男がいるらしい。
｢オイ、またロイヤルフラッシュだ！どんだけ運が良いんだ！？｣
｢ここの卓のディーラーってイカサマするんで有名だったよな！？｣
｢どうなってんだ！？｣
涼しい顔をして勝ち続ける美丈夫にディーラーもただただ焦る。
イカサマをしてブタばかり渡しているというのに、何故かこの男は毎回恐ろしい程に引きが強く、自分よりも強い手で勝っていく。
この美丈夫の正体はAなのだが、この手の賭け事はどんなにイカサマされようとも負けた事が無いという、天性の強運の持ち主だった。
｢お、お客様、宜しければVIPルームにお越し下さいませ。お連れ様も一緒に…｣
貼り付けたような笑顔でへこへこと媚びへつらう支配人を冷たい目で見て立ち上がる。
｢行くぞ。｣
｢は、はい！｣
新人を連れ、VIPルームに入った。
そこが彼女達の目的地。
ここのVIPルームに当主がいると情報を掴んだからだ。
支配人に案内され、ベット額が無制限の、ノー・リミットゲームが特徴なのだと説明されたのを聞き流し、彼女は見聞色で当主を探す。
ポーカーを選んだのも、当主は専らポーカーしかやらないと小耳に挟んだからだ。
｢なァ…あれここの島の当主サマだろ？連れて行けよ。｣
支配人は美丈夫に凄まれ、ビクビクしながら確認を取りに向かった。
｢ちゃんと録音しておけ。当主に酌でもしながら酔わせてお近付きになる。いいな？｣
新人に指示を出し、彼女は策を巡らせる。
今回の目的はまず当主とお近付きになる事だ。
顔は知られているから平気だろう。
不気味な程笑みを貼り付け戻って来た支配人に彼女は口元を歪ませた。
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ルイ(プロフ) - アイズさん» はじめまして！うわぁ...とても嬉しいお言葉ありがとうございます！！これからも頑張りますね！コメント嬉しいですありがとうございました！！ (2020年9月28日 8時) (
レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！3歳になったお話もほっこりしながら笑ってしまいました！更新楽しみにしています！ (2020年9月28日 3時) (レス) id: aae8577057 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年9月25日 12時
