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＿No side
ナースを除けば唯一の娘となったAは、仕事にも慣れ、戦闘でもしっかりと貢献し、今や家族の人気者だ。
｢Aちゃーん！ちょっと来てくれ！！｣
｢ああA、これなんだが──。｣
｢Aー！こっち手伝ってくれ！｣
今日もあちらこちらから声をかけられ引っ張りだこだ。
何でも卒なくこなすし、仕事も早い。
その上笑顔で何でも引き受けてくれるので、仕事はどんどん増えていく。
それでも彼女は嫌な顔一つせず、期限内に仕事を完璧に終わらせるから、隊長達からも信頼されていた。
｢あ、マルコさん。これ、言われてた資料です。確認お願いします。｣
｢ああ、助かるよい。後で確認しておく。｣
｢マルコさん。ボタン、外れそうですよ。｣
｢え？あ、本当だねい。取っちまうか。｣
｢ダメですよ。つけておきましょうか？｣
｢お願いしていいか。｣
｢ダメなら言いませんよ。｣
｢じゃあ頼むよい。いつもありがとな。｣
｢いいえ。じゃあつけたらお持ちしますね。｣
そして彼女はマルコのシャツを片手に食堂へ入って行った。
｢なァAちゃん、ちと働きすぎじゃねェか？｣
食堂に入り珈琲を貰いに来たAはサッチにそう言われた。
本人はちっともそんな風には思っていなかったようで、ぽかんとしていた。
｢隊の仕事以外にも色々やってるだろ？まァかく言うおれも手伝って貰ってるんだが…でもだ。心配してるんだよ。ちゃんと休んでるのか？｣
｢イゾウさんがちゃんとお休みくれてるので大丈夫ですよ。休憩忘れてると叱られますし。それに、好きでやってるので気にしないで下さい。自分の容量くらい分かってますから、出来ない事はきちんと断ります。｣
｢んー…分かってるならいいんだけどよ、倒れねェようにな。最近特に暑いから。｣
｢お気遣いありがとうございます。気をつけますね。｣
珈琲を受け取って食堂を出た彼女を呼ぶ声がサッチの耳にも聞こえてきた。
｢Aちゃんまた呼ばれてる…。｣
｢本当に働き者ですよね、Aちゃん。｣
｢美人で働き者。いいですよねェ…。｣
｢そうだよなァ…絶対いい奥さんに…ってコラァ！ちゃんと仕事しろ！！｣
｢はーいサッチ隊長！｣
厨房はある意味戦場だ。
しかし、今日も楽しい戦場だった。
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雨音(プロフ) - なのさん» 逆ハー物は書いた事がないのでちゃんと書けるか不安ではありますが、楽しみにしてもらえると嬉しいです♪ (2022年7月5日 21時) (
レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - なのさん» ご希望に添った物とは違うかもしれませんが、実はひっそりと逆ハーっぽい小説を書いてます…！公開するのはまだ先になりそうですが、落ち着いたら公開しようかと思ってます！ (2022年7月5日 20時) (レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - なのさん» ありがとうございます！お話ではなく、新たな小説でしょうか？どのような物か、聞いてからのお返事でも大丈夫でしょうか？ (2022年7月5日 20時) (レス) @page39 id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - ゆらゆらさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！素敵な物語に出来るように頑張りますね♪ (2020年9月11日 16時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらゆら(プロフ) - ありがとうございます！昨日読み始めたばかりなのですがイゾウさん大好きなので嬉しいです！応援してます(^^) (2020年9月11日 9時) (レス) id: 7dbfdcb3b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年9月1日 20時
