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食堂に着くとサッチさんが声を掛けてくれた。
｢おはようAちゃん！…ってイゾウがいるの珍しいな！！｣
｢朝来ないんですか？｣
｢起きれないって飯食わねェんだよ。困ってたから、凄い助かる。ありがとなAちゃん！｣
ニカッと笑って朝食の乗ったトレーを渡してくれた。
それを受け取って席に座る。
向かいに座るイゾウさんの分も貰ってきて前に置くも、瞬きは凄くゆっくりで、うつらうつらしていた。
｢イゾウさん？食べましょうよ。冷めちゃいますよ？｣
｢ん、ああ…。ふぁあ…。食う。｣
｢はい、食べましょう。…いただきます。｣
｢いただきます。｣
見た事ないようなご飯に、目をパチパチさせながらおずおずと口にする。
｢んっ！美味しい！！｣
｢お、口に合ったようで何よりだ！！にしても美味そうに食ってくれるな！嬉しいぜ全く！！｣
｢食べた事無い物ばかりですけど、凄く美味しいです！！こんなに美味しい料理初めて食べました！サッチさんが作ったんですか！？｣
｢お、おうよ！Aちゃんの分はおれっちが作った特別製だ！！｣
｢んっ、これも美味しい！ふふ、朝からこんなに美味しい物が食べられるなんて幸せです！｣
｢〜っ！Aちゃん可愛すぎっ！！Aちゃんの為ならおれっちいくらでも作るぜ！！｣
｢本当ですかっ！嬉しいです！｣
そういえばイゾウさんを放ったらかしにしていたと気付いて見てみると、イゾウさんは少し不機嫌そうな顔をして食べていた。
｢イゾウさん…？無理に連れて来たから…怒ってます？｣
正直に聞いてみた。不安だ。
｢そんな顔するな。別にそんなんで怒ったりしねェよ。｣
ふっと笑うと、フォークに刺した野菜を私の口に押し込んだ。
｢むぐっ…！…何するんですか。｣
｢ククッ、美味いか？｣
｢ん、美味しいです。｣
｢あ、こらイゾウ！好き嫌いすんな！｣
｢これだけだろ。後は食ってるじゃねェか。｣
｢イゾウさんも食べれない物あるんですね。｣
｢おれにだってそれくらいある。｣
｢この船で食いもん粗末にするのは誰だって許さねェぞ。｣
｢食える奴が食えばいい。粗末にはしてねェだろ。｣
｢…って、またAちゃんに食わせてるし！！Aちゃんもこいつを甘やかすな！｣
｢は、はは…。｣
否応なしに口に押し込まれてるから、甘やかしてる訳ではないんだけどな…。
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雨音(プロフ) - なのさん» 逆ハー物は書いた事がないのでちゃんと書けるか不安ではありますが、楽しみにしてもらえると嬉しいです♪ (2022年7月5日 21時) (
レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - なのさん» ご希望に添った物とは違うかもしれませんが、実はひっそりと逆ハーっぽい小説を書いてます…！公開するのはまだ先になりそうですが、落ち着いたら公開しようかと思ってます！ (2022年7月5日 20時) (レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - なのさん» ありがとうございます！お話ではなく、新たな小説でしょうか？どのような物か、聞いてからのお返事でも大丈夫でしょうか？ (2022年7月5日 20時) (レス) @page39 id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - ゆらゆらさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！素敵な物語に出来るように頑張りますね♪ (2020年9月11日 16時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらゆら(プロフ) - ありがとうございます！昨日読み始めたばかりなのですがイゾウさん大好きなので嬉しいです！応援してます(^^) (2020年9月11日 9時) (レス) id: 7dbfdcb3b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年9月1日 20時
