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＿イゾウside
まさかこんな事になるなんて誰が想像出来ただろうか。
普通女が空から降ってくるなんて思わないだろ。
挨拶も出来ずに別れてしまった、国に帰らない限りもう会う事もないと思っていた彼女が、おれの部屋にいる。
それに、知らぬ間にあんな事になっていたとは…。
Aも言っていたが、おれも死に損なったって訳か。
正直まだ信じられない。
彼女は色々な苦痛や絶望を一人で抱え込み、今日まで過ごして来たんだろう。
皆に溶け込んで、人懐こいように見せてはいるが、どこか線引きをして踏み込ませないようにしている。
でもそれを感じさせないのは、昔から無自覚な人たらしだった彼女らしいとも思う。
昔よりも綺麗になったA。
でもいつも自分よりも人の事を考えている優しい所も、純粋に人を信じれる所も、何も変わっていない。
酷い目にあってきただろうに、淀むことの無かった彼女を、側で守ってやりたいなんて思ってしまった。
あの時、おれの元に落ちて来た時。
無意識だろうが、おれに｢助けて｣と言った。
拒む事も出来た。近くにいた奴に預けても良かったのに。
おれはその手を掴んだんだ。
掴んだからにはちゃんと面倒を見るつもりだ。
シャワーの音が響く。
ああ、タオルを用意してやらなきゃな。
着替えはあるのだろうか。
少し酔いの回った頭で考えるも頭が回らない。
他の男と仲良く話す彼女を見て、どす黒い感情が湧き上がった事を思い出す。
まさか自分にこんな感情があるだなんて知らなかった。
男の嫉妬は醜いとはよく言ったもんだ。
彼女はおれのものではないというのに。
とりあえずタオルを置いて寝巻きを置いておく。
シャワーの音ってのは良くないな。
余計な事を考えちまう。
この気持ちを少しでも落ち着かせるように煙管に火をつけた。
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雨音(プロフ) - なのさん» 逆ハー物は書いた事がないのでちゃんと書けるか不安ではありますが、楽しみにしてもらえると嬉しいです♪ (2022年7月5日 21時) (
レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - なのさん» ご希望に添った物とは違うかもしれませんが、実はひっそりと逆ハーっぽい小説を書いてます…！公開するのはまだ先になりそうですが、落ち着いたら公開しようかと思ってます！ (2022年7月5日 20時) (レス) id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - なのさん» ありがとうございます！お話ではなく、新たな小説でしょうか？どのような物か、聞いてからのお返事でも大丈夫でしょうか？ (2022年7月5日 20時) (レス) @page39 id: 95f98cf5bb (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - ゆらゆらさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！素敵な物語に出来るように頑張りますね♪ (2020年9月11日 16時) (レス) id: a0dbe60605 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらゆら(プロフ) - ありがとうございます！昨日読み始めたばかりなのですがイゾウさん大好きなので嬉しいです！応援してます(^^) (2020年9月11日 9時) (レス) id: 7dbfdcb3b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年9月1日 20時
