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『…で？
――なんで北極なの？？;;』
『寒いんだけど…』と
ジト目でハーツァルトを睨むAを
「まぁまぁ…」と
宥めるハーツァルト。
ハ「ちょっと人に追われていてな…
多分Aとは敵対になる人たちだから…;;」
『…クレマシオン家の人？』
ハ「え…？;;;;」
「なんでわかったの？」とでも
言いたそうな顔で
こちらを見てくるハーツァルトに
Aは軽く溜息をついて
『…家から出た時、
微かにだけど血の臭いがしたから』
ハ「血の臭いなんてわかるのか…？」
『少しだけね』
ハ「Aって時々犬みたいだよな…;;」
『あんなに血の臭いプンプンさせてたら
鈍感なフライお兄さまでも分かるくらいだよ。
A家はもう崩壊してるし、
"うちの奴ら"以外であんな臭いさせるなんて
クレマシオンの人たちしか思いつかないよ』
ハ「ハハッ！
相変わらずAは鋭いなぁ〜。
…あぁ、そうだよ。
クレマシオン家の長男が来てたんだ」
『！』
Aは大きく目を開いた。
額には少し汗が滲んでいる。
"クレマシオン家の長男"と言えば
恐らくディアの一番上の兄のことだろう。
Aはクレマシオン家の人間とは
一度も会ったことがないが
その噂については
聞いたことがないわけではない。
そして
あの恐ろしい母親を思い出して
過去の苦く辛い記憶を
無理矢理掘り返してしまったのか
Aの体はガクガクと
小さく震え出した。
ハ「…A、大丈夫。
奴らはお前を狙ってきたわけじゃないよ」
『え…？;;;;』
ハ「奴らは恐らく、
お前が俺と一緒にいるとは知らない…。
奴らの狙いは、俺だ」
『な、んで…？？;;;;』
ハ「…それは、俺が
――クレマシオン家の息子だからだよ」
『……え…………？？？;;;;;;』
＿＿＿
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如月雪＠ゆっきー(プロフ) - つばめさん» つばめさま、コメントありがとうございます！凄く嬉しいです！そうですね、ハーツァルトはリーにとってローにとってのコラさんと同じような立ち位置になりますかね(笑)更新もなるべく早めに頑張りますので、またよろしくお願いします！ (12月15日 9時) (
レス) id: 90e16db347 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - もっと沢山続きを見たいです 頑張って下さい (12月15日 0時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 面白いけど切なく悲しいでも笑えて心温まる様な気がします 兄弟皆以外と本当は優しい人ばかりなんですね不器用なだけでハーツァルトさんはロー側でいうコラさん（ﾛｼﾅﾝﾃ）みたいな優しくて兄弟と同じ不器用な人でもローと同じく信用できる人だと思います (12月15日 0時) (レス) @page32 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
如月雪＠ゆっきー(プロフ) - 黒夜ロキ.Nさん» ありがとうございます！来週の木曜には終わるのでそれ以降は更新できると思いますがテスト頑張ります！ (12月2日 13時) (レス) id: 6abcd13843 (このIDを非表示/違反報告)
黒夜ロキ.N(プロフ) - テスト、応援してます！ (12月2日 11時) (レス) @page30 id: 37dd88ffaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0212akiha12/
作成日時：2023年10月3日 21時
