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――そして、
それから4年が経った。
10歳になったAは
今でもハーツァルトと共に暮らしている。
『はっ！！』
キーン❆
ハ「お！
前より上手く使えるようになったな〜！」
『ハーツァルトさんとの特訓のお陰でしょ』
今日も二人はいつものように
呪技を使う特訓をしている。
若干大人っぽくなった、
だけどまだまだ子供な顔立ち…
性格は以前よりもずっと
日に日に明るくなってきていた。
ハ「その皮肉っぽい言い方も…
ちょっとグラティアスくんに似てきたね？」
『まぁ、双子だしね』
ハ「可愛くないなぁ〜」
『うるさい』
彼女はだんだんと兄たちに似てきていて
皮肉に笑うようなところは
グラティアスに…
落ち着いていて不素直なところは
パーチェに…
それでもたまに明るくなるところは
フライハイツに…
そして、
子供っぽさを失うような真面目な性格が
どこかシェルスに似ていた…。
それぞれ一回くらいしか会っていない
ハーツァルトでさえも
それは
よくわかっていることだった。
特にシェルスとは
一度も会ったことがないに等しい。
一応、以前A家を訪れた時に
何度か見たことはあったので
Aの兄たちの人柄は
しっかりと把握していた。
ハ「Aはせっかく呪技を使えるんだから、
もう少し強くなれるかもな…。
ほら、シェルスくんみたいに
闇の呪技を勉強してみるとかさ」
『え、できるの？
呪技ってその人の性格と意志で
何を扱えるのかが違うって…』
ハ「Aはどのお兄ちゃんにも
似てるところたくさんあるし、
コピーとかできちゃいそうだけどなぁ…」
『え、ヤダよ』
ハ「勿体なっ！なんで！？;;」
『だって…
お兄様たちより強くなりたくない』
ハ「どうして？
勿体ないよ、才能あるのにさ」
『ヤなもんはヤなの。
ハーツァルトさんには関係ないでしょ』
ハ「…あぁ〜…成程なぁ……」
『なにニヤニヤしてんの？
キモいんだけど…』
ハ「いや〜？なんでもないぞ〜？
そっかそっか〜
Aにもついに反抗期が来たかぁ〜…」
『違うよ！！バカじゃないの！！？//💢』
ニヤニヤと笑いながら
こちらを見てくるハーツァルトに
Aは、はぁ…と
大きな溜息をついたのだった。
＿＿＿
更新遅れた＼(^o^)／
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如月雪＠ゆっきー(プロフ) - つばめさん» つばめさま、コメントありがとうございます！凄く嬉しいです！そうですね、ハーツァルトはリーにとってローにとってのコラさんと同じような立ち位置になりますかね(笑)更新もなるべく早めに頑張りますので、またよろしくお願いします！ (12月15日 9時) (
レス) id: 90e16db347 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - もっと沢山続きを見たいです 頑張って下さい (12月15日 0時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 面白いけど切なく悲しいでも笑えて心温まる様な気がします 兄弟皆以外と本当は優しい人ばかりなんですね不器用なだけでハーツァルトさんはロー側でいうコラさん（ﾛｼﾅﾝﾃ）みたいな優しくて兄弟と同じ不器用な人でもローと同じく信用できる人だと思います (12月15日 0時) (レス) @page32 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
如月雪＠ゆっきー(プロフ) - 黒夜ロキ.Nさん» ありがとうございます！来週の木曜には終わるのでそれ以降は更新できると思いますがテスト頑張ります！ (12月2日 13時) (レス) id: 6abcd13843 (このIDを非表示/違反報告)
黒夜ロキ.N(プロフ) - テスト、応援してます！ (12月2日 11時) (レス) @page30 id: 37dd88ffaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0212akiha12/
作成日時：2023年10月3日 21時
