【ONE PIECE】狼娘は夢を見た 2 【トラファルガー・ロー】

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…一緒？

ボクと…ハーツァルトさんが…？




ハ「…俺の実家も暗殺一家でな。
街の人にはたくさん吠えられたもんさ。
『こいつは人殺しだ』ってな」

『…！』

ハ「俺の実家は
全員が血のような真っ赤な目を受け継ぐ。

だから目の色さえ変えてしまえば、
俺が暗殺一家の息子だとは
誰も気づかなかった」



ハーツァルトさんの目は緑色…。


…ってことは、

カラーコンタクトでもつけてるのかな…？



…あれ？


血のような赤い目って言葉…

どこかで聞いたことが…？？







ハ「…安心しろよ、A。

お前には俺がついてる。
もう一人じゃないんだぜ」

『……っ』





そう言ってボクの頭を撫でてくれた

ハーツァルトさんの手は


…とても温かかった。




あの時感じた、

お兄さまたちと同じ温かさだった。


















――あぁ、この人は












信用してもよさそうだ…。



















ハ「…じゃ、おやすみ。

良い夢見ろよ、A」



















…ありがとう。

















……ハーツァルトさん。



















また隣に入って眠りにつく彼に

ボクはそう語りかけた。





ボクの紫色の瞳からは


さっきまで悲し涙だった雫が

嬉し涙になっていたのは








…誰にも秘密。


















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