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その夜…。
ボクは眠っていた
…はずだった。
なにか物音がしたと思って
静かに目を開くと、
一緒に寝たはずのハーツァルトさんが
ベッドにもたれて座っていた。
――なんで…
この人、寝ないんだろ…？
…まさか、ボクが邪魔で寝れないとか？
そう思って体を起こそうとした、
その時だった。
ﾎﾟﾁｬﾝ…
『…！？;;』
ボクが見たのは、
間違いなくハーツァルトさんの涙だった。
――あの普段ヘラヘラ笑ってるハーツァルトさんが
泣いてる…？
どうして…？？
ハ「…A」
『！？;;;』
あれ…！？
起きてるって気付かれた！？;;
…そうボクが焦ったところで
ハーツァルトさんはもう一度語りかけてきた。
ハ「…お前、今まで辛かったよな。
俺がお前にしてやれることなんて
きっとないんだろうな…」
(…？あれ？？
まさか、気づいてない…？？;;;)
ハ「お前は今日の新聞見てないから
知らないだろうけど…
…シェルスが、死んだらしい」
(！！;;;;)
…ウソ。
ウソでしょ…？
だって…！
シェルスお兄さまは
簡単に死ぬ人じゃないのに…！！
ハ「…A・D・ディアとの死闘で
結果、亡くなったって…。
A家は無くなって…
残りの兄さんたちも行方知らずらしい」
そ…そんな…っ！！
そんなの…
そんなの認めない！！
だって…
ボクはまだ…！
お兄さまたちに
ちゃんとしたお礼を言ってない！！
せめて…
もう一度会いたかった…っ
後悔しかない。
どうしてボクが
お兄さまたちに助けられなければならなかった？
どうしてボクには
お母さまを倒すだけの力がなかった…？
みんなで一緒に逃げ出して
海賊にでもなって…
いつまでも一緒にいたかった。
…でも、それはただの夢に過ぎない。
過去はもう変えられない…。
ハ「…でも、安心しろよ。
お前のことは命をかけても俺が守ってやる」
あなたもそうなんだ…
みんな
みんな
"命"
"命"って…っ！！
ボクのことなんて構わなくていいじゃん！
なんで自分をもっと大切にできないの！？
ハ「…俺もさ、お前と同じなんだよ」
――え…？？
＿＿＿
*あとがき*
テスト終わりました！
遅れてすみませんでした💦
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如月雪＠ゆっきー(プロフ) - つばめさん» つばめさま、コメントありがとうございます！凄く嬉しいです！そうですね、ハーツァルトはリーにとってローにとってのコラさんと同じような立ち位置になりますかね(笑)更新もなるべく早めに頑張りますので、またよろしくお願いします！ (12月15日 9時) (
レス) id: 90e16db347 (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - もっと沢山続きを見たいです 頑張って下さい (12月15日 0時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 面白いけど切なく悲しいでも笑えて心温まる様な気がします 兄弟皆以外と本当は優しい人ばかりなんですね不器用なだけでハーツァルトさんはロー側でいうコラさん（ﾛｼﾅﾝﾃ）みたいな優しくて兄弟と同じ不器用な人でもローと同じく信用できる人だと思います (12月15日 0時) (レス) @page32 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
如月雪＠ゆっきー(プロフ) - 黒夜ロキ.Nさん» ありがとうございます！来週の木曜には終わるのでそれ以降は更新できると思いますがテスト頑張ります！ (12月2日 13時) (レス) id: 6abcd13843 (このIDを非表示/違反報告)
黒夜ロキ.N(プロフ) - テスト、応援してます！ (12月2日 11時) (レス) @page30 id: 37dd88ffaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっきー | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0212akiha12/
作成日時：2023年10月3日 21時
