レディ達 ページ48
「ほんっともう、安心したわ！！」
『ご心配おかけしたようで…』
今後のことは一旦置いといて、宴だ。
カクテルを飲むナミに、苦笑する。
ナミは私に突進して開口一番、「付き合った！？」と聞いてきた。思わず笑った。
「合流した時にあんた達の顔見て、もしかしてって思ったのよ！」
『別にいいけど、みんな察しが良すぎない？』
「ドレスローザで別れる前、２人共同じこと言ってるんだもん。じれったいったらなかったわ」
『あ、私の話は聞かないスタンスっすね』
まあ、彼女にはかなり心配をかけたようだし。こうしてお酒を飲みながら、報告を喜んでもらえるのは嬉しい。
「で？どんなふうに告白されたのよ？」
『ごふっ』
「トラ男からされたんでしょ？Aに先に告らせるとは思えないわ」
勘が良すぎないか？
思わず噎せそうになるが、何とか落ち着かせる。
ちなみに、ローはベポ達に連れられて、ルフィやゾロと飲んでいる。ベポ達が「もっとちゃんと俺らを紹介してっ！」と連行したのだ。
「２人共、楽しそうね」
「ロビン！ね、ロビンはA達の経緯、詳しく知ってる？」
飲み物を手に、ロビンが合流した。
ナミの問いに、「詳しくは知らないわね」と微笑む。
『誰にも話してないから』
「尚更知りたくなったわ」
ナミは、「今ならトラ男には聞こえないわよ」と詰め寄ってくる。
私は再び苦笑し、お酒を飲み干した。
『ごめん、詳細は内緒にさせて』
「えーっ！」
「恥ずかしいからかしら？」
『それもあるけど…一番は』
ロー達の方を見遣る。
一際うるさい集団。
その中心で、彼はルフィに肩を組まれている。嫌そうな顔だけど、逃げようとはしていない。
その様子に微笑んで、視線を手元のグラスに落とす。
『一番は、大事にしたいから…かな』
「大事に？」
『誰かに話すと、零れて消えちゃいそうで』
勿論、気の所為なんだけどね。
『暫くは、閉じ込めておきたいの』
「…ふふっ。ナミ、諦めましょ」
「…そうね。あーあ、私も素敵な恋したーい！」
『サンジが聞いたら泣くよ』
「Aがローとくっついたって聞いたら、それだけで泣くわよ！」
「きっと大号泣ね」
『それは、サンジの戻りが楽しみだね』
「盛大に泣かせてやればいいわ」
.
No Side
ビッグ・マムの海賊船にて。
「はっくしょん！！」
「何だ黒足、風邪でも引いたかポン」
「…レディ達が…俺を想って泣いている気がする！」
「お前、ブレねぇな…」
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さくり - さやま様の小説いつも楽しく読ませてもらっております。夢小説にハマった最初の小説がこれで…これからもがんばってください！！ (2022年10月27日 17時) (
レス) @page49 id: 5dcf8d9424 (このIDを非表示/違反報告)
wakka(プロフ) - めちゃくちゃすごい好きです、、！！このあとも原作と絡めてずっと書いてくださいと言う悲願がかないますように、、✨ (2022年10月25日 10時) (レス) id: 804d3f4b80 (このIDを非表示/違反報告)
ミスティ - もうめちゃくちゃ好きです！すごい自分の好みドンピシャですwうまく伝えられないんですけど、家族愛というか兄弟愛とか仲間愛？がすごくいいですね！勿論ローさんとの恋愛も！応援しています！体調には無理なさらず、、、！ (2022年10月7日 0時) (レス) id: bd5baed227 (このIDを非表示/違反報告)
あんちょろ(プロフ) - いつも楽しんでます🤗バースデー番外編でちょいと裏も読みたいですね（黙れ変態っ！ (2022年10月6日 18時) (レス) @page12 id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人(プロフ) - え、何だこの めちゃんこ良き作品は。凄い。夢主ちゃんマジ可愛い。結婚式呼んで。 (2022年10月6日 10時) (レス) @page9 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやま | 作成日時：2022年10月5日 11時
