取り繕うのが得意な２人 ページ45
粗方話は終えたので、私達は全員で移動を開始した。
まずは、ルフィ達に皆を紹介したい。
「ねぇA、私少し怒りたいことあるんだけど！」
『イッカク…え、何？』
「女子会の時、好きな人はいないって言ってなかった！？」
『…言ってないよ？』
「嘘！」
隣のイッカクに苦笑する。
私達は少し後ろの方を歩いていて、先頭のローとは距離があった。
『あの時は…どうだろうねって、はぐらかしたはずだよ』
「…そういえば…そうだったかも…」
『ね？私、嘘はつかないから』
「…でも待って。なら、あの女子会の時にはもう…」
『やべ、墓穴掘った』
「キャプテンのことが好きだったのね！？キャー！！」
『声がでかい』
黄色い悲鳴が響く。余裕で皆に聞こえてるよね。
私と、先頭にいるローとを皆交互に見て、楽しそうだ。
「私、全然気付かなかった…！」
「キャプテンもAも、顔に出ねぇもんな」
「でも、２人共互いに優しい顔はしてたぞ」
これってローに聞かれながらする話なの？
私とイッカクが女子会してたのは彼も知ってるし、いつ頃から惚れてたか知られるの恥ずくね？？
私の心配を他所に、振り向いたローはいつもと変わらない表情だった。あ、興味なさそう。良かった。
「余計な話ばっかしてんなよ。麦わら屋に紹介するんだ、俺に恥かかせるな」
「キャプテンてば、照れちゃって」
「わかってますよー！」
「バッチリ決めポーズも考えてますからっ！」
「フォーメーション組んどこうぜ！」
話題が切り替わった。助かる。
【探】で把握したルフィの居場所まで、もう間もなく。
再び確認しておこうかと、先頭まで移動して右手を構える。
だが、遠目に見えた建物の様子に右手を降ろした。
『…【探】するまでもないね』
「…だな」
先頭にはローもいるため、必然と彼の隣でその様子を見る。
ルフィ達と、ミンク族が何人か。あと大きな猫が、わいわい騒いでいた。
「あいつら、何故いつでもどこでも大騒ぎなんだ」
『ふふ、面白いよねー』
「……A」
『はーい？』
ローは騒ぎの渦中へと重い足を運びつつ、私をちらりと見た。
ベポ達は"決めポーズ"とやらの最終打ち合わせをしていて、私達の会話に気付いていない。
「…さっきの、話」
『さっきの？…イッカクの話？』
「……後で詳しく聞かせろよ」
『え』
「あ！！トラ男、A〜〜！」
…興味ないみたいな顔しといて、聞きたがるんかい！！！可愛いかよ！！！！！！
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さくり - さやま様の小説いつも楽しく読ませてもらっております。夢小説にハマった最初の小説がこれで…これからもがんばってください！！ (2022年10月27日 17時) (
レス) @page49 id: 5dcf8d9424 (このIDを非表示/違反報告)
wakka(プロフ) - めちゃくちゃすごい好きです、、！！このあとも原作と絡めてずっと書いてくださいと言う悲願がかないますように、、✨ (2022年10月25日 10時) (レス) id: 804d3f4b80 (このIDを非表示/違反報告)
ミスティ - もうめちゃくちゃ好きです！すごい自分の好みドンピシャですwうまく伝えられないんですけど、家族愛というか兄弟愛とか仲間愛？がすごくいいですね！勿論ローさんとの恋愛も！応援しています！体調には無理なさらず、、、！ (2022年10月7日 0時) (レス) id: bd5baed227 (このIDを非表示/違反報告)
あんちょろ(プロフ) - いつも楽しんでます🤗バースデー番外編でちょいと裏も読みたいですね（黙れ変態っ！ (2022年10月6日 18時) (レス) @page12 id: 67b3a9cf2e (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人(プロフ) - え、何だこの めちゃんこ良き作品は。凄い。夢主ちゃんマジ可愛い。結婚式呼んで。 (2022年10月6日 10時) (レス) @page9 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやま | 作成日時：2022年10月5日 11時
