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『ルフィ〜！エース、サボ〜！ごは〜〜〜ん！！』
森に向かって声を張り上げる。
すぐさまドドドドと走る音が聞こえて、ルフィ達が姿を見せた。
「おい、ルフィてめぇ、今日は食い過ぎんなよ！」
「あ！？いいだろ別に！」
「エースも大概食いすぎだと思うぞ。ルフィもな」
「サボだって！！」
「仕方ないだろ、Aの飯うめーもん！！」
「それ言うなら俺だって！」
「一番Aの飯を食うのは俺だ！」
『おかえり〜』
「「「ただいま、A！！」」」
足は止めず、口も止めず。
言い争いながら帰ってきた３人を出迎えて、お茶碗にご飯をよそってやる。
エース、サボとの対面からさらに数週間。
彼らは兄弟になった。
そして私はダダン一家の家にほぼ毎日来て、食事を作るようになっていた。
３人の様子を見ていたかったのもあるが…ダダンさんに懇願されたのだ。
「ガキが３人にまで増えられちゃ、もう手に負えない！A、助けてくれ！」と。
あの時のダダンさん、必死だったな…。
「「「いただきます！！！」」」
「うめー！」
「おかわり！」
「エースてめ、食いすぎだ！」
「クソガキ共、うるさいよ！家主より食ってんじゃねえ！」
騒がしい食卓だ。
私も頑張らないと、食べる分なくなっちゃう。
「そうだ、A！」
『エース、何？』
「明日、また稽古つけてくれよ！」
「あっズリィ！俺も俺も！」
「A、俺も頼むよ」
エース、サボと対面して暫く、彼らとはまだ距離があった。
サボはまだマシだったけど、エースは懐かない猫みたいな感じだった。
敵意こそなかったものの、警戒は解いてくれなかったのだ。
それが変わったのは、あの日。
エースが屋根に登って、星を眺めていたあの夜だ。
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うみ(プロフ) - 読んでいく内に作者さんとはアニメの好みが似てる気がしてきた。Dグレいいですよね……！！！ (2022年9月3日 22時) (
レス) @page50 id: 9a2ffdd6e5 (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - めちゃめちゃ好きです！！更新楽しみにしてます！ (2022年8月31日 4時) (レス) @page28 id: d0a5d42c58 (このIDを非表示/違反報告)
つな(プロフ) - あまりにも素敵なお話しすぎて感動してしまいました、更新楽しみにしてます！ (2022年8月31日 1時) (レス) @page28 id: 552499de56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さやま | 作成日時：2022年8月29日 16時
