愛していれば。【HSJ/オレンジ】-3-

☆129★ 貴方サイド ページ29

？？「Aー！

来たよっ！」





A「おー、久しぶり！

ありがとう！」






？？「んーん、私も会いたかったし！」






病室に来たのは、親友の仁美。

高校卒業以来だから。５年振りの再開になる。






A「仁美、変わったね。

めっちゃキレイになった！」






仁美「Aは変わってないねw

高校生からずーっと可愛さが残ってる！

あっ、これお土産っ。

リンゴちゃんだよ！」






A「あっ、ありがとう！」






仁美「食べる？」






A「うん！」






仁美は果物ナイフでリンゴを切り始めた。

リンゴの甘酸っぱい匂いが病室に広がった。






仁美「1人部屋なんだね。」






A「うん。

お兄ちゃんが、『俺が来るから1人にしてください』って頼んだみたいw」






仁美「そっか。ジャニーズだもんね。

ハイ、リンゴ。」






A「ありがとう！

いただきます。」






仁美が切ってくれたリンゴを片手に、お喋りを始めた。

５年間の出来事をお互い笑いながら話した。






仁美「あっ、こんなタイミングであれなんだけど。

私、結婚することになりましたっ！」






照れながら左手を見せてそう言った。

薬指にハマっている綺麗な指輪。

憧れちゃうな･････






仁美「あっ、ごめん…」






A「ううん。気にしないで。

おめでとう！

結婚式、絶対呼んでね！」






仁美「う、うん。

あのさ！

A。私に全部話して？

女だし。2人の事情知ってるし。

親友だし。」






A「まっ、聞いてもらうために呼んだんだけどね。

覚悟して聞いてね？」






仁美「う、うん…？」

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