愛していれば。【HSJ/オレンジ】-3-

☆126★ 大貴サイド ページ26

いのちゃんからの連絡は一切無く、時間だけが過ぎていった。






大貴「ていうか。

俺からすればよくね！」






ということで、電話します！

現在4:00。

迷惑かな？大丈夫かっ！






大貴「いや、かけてこないいのちゃんが悪い！」






そう思い、自分のケータイに手を伸ばした。

と、その時。






慧「ただいま。」






いのちゃんが帰ってきた。






大貴「いのちゃんっ！

どこ行ってたの？」






慧「あっ、ん？

えーっと。

散歩。」






大貴「10時に出て行って、4時まで散歩してたの？」






慧「うん、多分。」






大貴「多分って…。

Aは、関係ない。よね？」






この質問に表情を暗くさせたいのちゃん。






大貴「え？何かあったの？」






いくら聞いても何も答えてくれない。






大貴「どっち？」






慧「ごめん。

今は誰にも言えない。」






それだけ言うと、いのちゃんはベッドに入っていった。

今はって事は、いつか教えてくれるんだよね。

気になるけど深く追求するのはやめ、俺もベッドに入った。

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