愛していれば。【HSJ/オレンジ】-3-

☆103★ 貴方サイド ページ3

A「さき、準備してね。」






未来「ハーイ。」






何の準備かと言うと。

今日は、さきの担任の原先生にさきの事を伝えに行く。

さすがに、１週間も風邪で休みって訳にはいかないからね。

学校に電話をして、今日行くことになった。






『続いては』






準備が終わった私は、さきが準備をしている間にＴＶを見ていた。

最近、世の中物騒だなぁとか思いながらw






『あの人気アイドルにまさかの彼女!?』






アナウンサーの言葉に胸が高鳴った。

大貴だったらどうしようって。

いや、大丈夫。

私達じゃないよ。









．









『昨日発売した週刊誌。

そこに、今大人気アイドルグループ。

Hey! Say! JUMPの有岡大貴さんと彼女さんと思われる女性の方とのキス写真が掲載されました。

こちらの写真をご覧下さい。』






ＴＶに写ったのは、間違いなく私と大貴との写真だった。

この洋服は、１週間前の写真。

どうしよう、バレた…。






未来「ママ？

大丈夫？」






A「へ？

あっ、うん。

大丈夫だよ＾＾」






これからどうなっちゃうのかな？

せっかく戻れたのに、またバラバラになっちゃうのかな？

そんなの、嫌だよ。

そう思うと、止まらない涙。






未来「絶対大丈夫じゃないよ。

泣いてると、可愛い顔が台無しだよ？」






A「ううん、本当に大丈夫だから。

よしっ、行こっか！」






涙を拭いて、ＴＶを消した。

あの写真、私の顔は写ってなかった。

ケド、不安だから一応マスクを付けた。

子供までいるって知られたら、絶対終わりだもんね。

悪い事にはなりませんように。

そう願いながら小学校に向かった。

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