☆117★ 大貴サイド ページ17
〔ドンドンドン〕
廊下でドアを叩く音。
それから、
「開けて。
開けてよ、お兄ちゃん!!」
女性の声が聞こえてきた。
しばらくすると声も音も聞こえなくなってきた。
気になって部屋のドアを開けてみると。
目の前には部屋のドアに寄りかかって立っているAがいた。
Aは俺を見て、
A「ホントだ。
お兄ちゃんの言ってた通りだ。」
と、小さな声でそう言った。
大貴「どっ、どうしたの？」
A「あっ、えっと。
お兄ちゃんが突然部屋に来て、そしたら私を部屋から追い出してさ。
うるさかったよね、ごめんね。
フロントで鍵借りてくるね。」
俺に話せる隙も与えず、Aは話すだけ話してフロントに向かおうとしていた。
その様子を俺は目で追った。
でも、その光景が俺を恐怖に落とし入れた。
Aがこのまま俺から離れて行くように思えた。
そう考えると、俺はAの腕を引っ張り俺の部屋に入れた。
ドアを閉め、鍵をかけ。
そしてAを抱き締めた。
A「きゅ、急にどうしたの？」
大貴「何も言わないで、聞かないで。
お願い、しばらくこのままにさせて。」
俺のわがままにAは何も言わず背中に手を回して俺の体を包んでくれた。
こうやってAに抱き付くことはホントに懐かしくて幸せだった。
しばらくしてから、体を離して顔を見合わせた。
大貴「見ないうちに可愛くなって。
恋してるでしょ。」
A「恋、してるよ。」
大貴「え！？
誰に？」
A「そっ、それは。
それは大貴に決まってんじゃん。
他に誰がいるの。」
顔を真っ赤にして言うA。
リンゴより真っ赤だった。
大貴「かわいっ。」
A「大貴も前よりもっとかっこよくなったね。
他の女の子の所行かないでね。」
大貴「行くわけないじゃん。
俺には勿体無いくらいの彼女があるんだし。
後に、俺の奥さんになるんだし♪」
リンゴちゃんになったAのアゴを持ち上げた。
世に言う『アゴクイ』ってやつ。
そのままAの唇に俺の唇を合わせた。
そのキスは２ヶ月振りのキスだった。
初めてのキスよりも緊張したのは俺だけかな？
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∞伊野有リュカ∞(プロフ) - 引きニートさん» あっ、確かに…そうですね！私も気付きませんでしたー！笑 教えてくださり、有難うございます笑 (2015年4月19日 18時) (
レス) id: 0b80fb6d73 (このIDを非表示/違反報告)
引きニート - 読んでいるとき思ったんですけど、事実上大ちゃんて、伊野ちゃんの義理弟じゃないですか？！ (2015年4月19日 17時) (レス) id: e8150e4a01 (このIDを非表示/違反報告)
∞伊野有リュカ∞(プロフ) - だいちゃんLOVEさん» コメントありがとうございます！ 更新頑張ります♪これからも、お楽しみくださいっ！！ (2015年3月14日 8時) (レス) id: 0b80fb6d73 (このIDを非表示/違反報告)
だいちゃんLOVE - やばいです！次が気になります！更新頑張ってください！早く続きが読みたいです！（≧∇≦） (2015年3月14日 8時) (レス) id: fc8c8424ef (このIDを非表示/違反報告)
∞伊野有リュカ∞(プロフ) - ミツloveさん» コメント、ありがとうございます！ これから更新するので、待っててください♪ 期待に答えられるように、いい作品にしていきます！ ありがとうございます☆彡.。 (2015年3月13日 15時) (レス) id: 0b80fb6d73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結城そら x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyaniotabosyuu/
作成日時：2014年12月18日 13時
