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福山「もー、家だとご飯食べないのどうにかしなよ」
「だって1人で食べても美味しく感じないんですもん」
神谷「そんなん言ってたら倒れるよ？」
「そんなやわじゃないですよ！！」
入野「とか言って倒れたことあるの誰？」
「、わたしぃ」
犬飼Aが声優陣によくご飯に連れていかれる理由は「1人だとご飯を食べない」というのも一つなのだ。
"努力は見せない"がポリシーな彼女は家に帰ってからも一人で相当頑張っているのだろう。
それを理解しているからこそ、犬飼を叱ることはきっと誰も出来ない。
「悠一さん〜」
中村「かわいこぶってもダメ、ご飯は食べなさい」
中村曰く、犬飼が自分のことを名前で呼ぶときはかわいこぶっている時らしい。
「うー、ちゃんとたべます」
小野「ゼリーとかじゃダメだよ」
神谷「料理得意なんだから作り置きとかしなよ」
「…めんどくさいじゃないですか」と口を尖らせる犬飼に大人たちは深くため息をついた。
福山「もー！そんなこと言って！ちゃんと自分を大事にしなさい！」
櫻井「そうだぞ〜」
彼らが彼女を思う気持ちと同じくらい自分のことも大切にしてほしい。
それは全員からの心からの思いである。
中村が「A」と優しく名前を呼ぶ。
「Aがたくさん頑張ってるのちゃんと知ってる。
それにAがプロ意識高いのも。仕事に穴開けたくないんでしょ？だったらちゃんと食べなきゃ」
本当はもっと怒られてもいいことだというのを彼女自身も理解していた。
忙しさを理由に逃げていいことではない。
「ごめんなさ、」
櫻井「反省したならそれでもういいよ、次会った時太ってなかったらおこるよ？」
「ほんと、ちゃんと食べます」
神谷「ご飯いくか〜」
小野「わんちゃんを太らせよう企画だなぁ」
「せんぱい、私おにくたべたいです」可愛らしい笑顔でそういう彼女に
本当に手のかかる妹だ、と全員が思った。
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作者名：凜 | 作成日時：2022年11月13日 21時
