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#33 ページ33
★すばる★
あの日、偶然Aと合ってしまって
固まった
亮に伝えた大事な日で
そんな事
考えている場合じゃあなかったんやけど
お互い何も言わず
別れた二人に
ヒナが「追いかけんでええの？」と言って
いきなり駆け出してしまった
1人で来るような所じゃないし
どんな人と一緒に来てるかなんて
考えてる隙もなかった
数分して駆けつけたAの隣には
男がおって
しかも、前に会ったことがある奴
はぁ。
アイツと付き合ってたんや
前にもAにプロポーズしておった
あん時は、「オレが幸せにするから」と
はっきり言った
オレ、何やってんやろ
ちっともAを幸せにしてないやん
もう、諦めて
手離した方がAのためよな
てか、もう手ー離れてるか
てか、もう男がいるんやもんな
オレなんて忘れて
結婚まっしぐらだよな
でも
忘れられるやろか
忘れていいんやろか
そう言えばライブに誘ってしまった
未練がましいよな
ライブ呼んで
「だから何？」って思うよな
まあ、少しでも成長したオレを
見てもらえたらええんやけど
それだけじゃないよな
伝えたいこと
それだけじゃないよな
本当にしたいこと
ふぅ。
どうしたらええんや
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作者名：ユキコロ | 作成日時：2019年8月20日 1時
