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A「でも、びっくりしちゃいました。本当に偶然ですよね。」
西島「そうですね。僕もしばらく海外赴任をしていて、戻ってきたばかりなんですよ。また半年後に別の国に行くんですけど」
A「そうでしたか。相変わらずお忙しいですね。どちらの国へ行かれるんですか？」
西島「シンガポールです。アジアを色々回ったんですけど、今１番勢いがある国なんです。」
A「シンガポールなら、今度うちの会社も進出する予定なんですよ。」
西島「そうでしたか。柴田さんもプロジェクトに関わっているんですか？」
A「いえ、私はお断りしていて、、、」
西島「そうですよね。彼が離さないでしょう。」
A「いえ、もう彼はいないので、、、」
西島「そうでしたか。」
A「すいません！なんか暗くなってしまって！今日のお礼させてください」
西島「それなら、、、いや、別にいいです」
A「大丈夫ですよ！こう見えても頑張って稼いでいるので、おごります！」
西島「いえ、そうじゃなくて、、、もし、イヤじゃなければ、今度また会って頂けますか？」
A「え？そんなことでいいんですか？もちろんです。」
西島さんは、にっこり笑って
1度消してしまった連絡先をもう一度交換した。
すばるが居なくなってから
男性と連絡先交換するのは
仕事以外ではじめてかも
もう
すばるにも
いっぱいいるよね
もう
すばるの携帯には
私の連絡先なんてないかな
私は残してあるよ
と言うか、
覚えちゃってる
まだ
忘れられないんだ
携帯番号
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作者名：ユキコロ | 作成日時：2019年8月20日 1時
