運命のルーレット2 ページ42
□大倉宅□
A「お邪魔しまーす。広ーい」
白が基調の高級マンションはたっちょんによく似合う
先に着いていた皆は来るのが慣れているから、それぞれ
置いてある部屋着に着替える
大「Aさんも良かったら、部屋着貸すけど」
A「ありがとう。大丈夫」
丸「大倉の白シャツ羽織ったらええやん！」
渋「裸にエプロンでええやん！」
とりあえず、二人をどつく
錦「なー腹減ったー大倉なんか作ってや」
大「おん。Aさん手伝って〜」
A「うん。もちろん」
対面式のキッチンはみんなが見渡せる
居間に集まった家族みたい
たっちょんの手際の良さで
パスタとか、おつまみに合いそうな
品がいくつかできる
缶ビールや缶酎ハイ片手に
かんぱーい！
A「そうだ。忘れてたこれお土産。大阪出身の皆に出すのはどうかと思うけど...」
丸「たこ焼きやん！」
皆が嬉しそうな顔してくれるから良かった
ダッシュで買って来たかいがあったー
A「しかもねーロシアンルーレットになっていて、この中の2つが激辛なんだーイヒヒ」
横「イヒヒじゃないわ！激辛苦手やねん」
錦「めっちゃ面白そうやん！なんか、罰ゲームとかせーへん？」
安「何？何？罰ゲームか怖いな〜」
村「食べただけで罰ゲームなんやから、ご褒美がええんとちゃう？」
確かに〜とみんなが納得
A「そうだー。私のお父さんが乗ってる船のワンナイトディナークルーズチケットだったらペアでもらえるけど」
渋「Aのお父さんの船って、豪華客船飛鳥やろ？」
A「あーみんな、船苦手かなぁ。大きいからあんまり揺れないとは思うけど」
横「俺、１度豪華客船乗ってみたかったん！なにそれ！めっちゃええやん」
大「ホンマ！ご飯もめっちゃ旨いって聞いたことあるし！」
安「わー緊張してきたわー！テンションあがるなー」
A「良かったーもうすぐ期限切れちゃうし。お父さんも喜ぶよ！」
こうして
ワンナイトディナークルーズ争奪戦が始まった
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作者名：ユキコロ | 作成日時：2017年2月27日 10時
