イナズマイレブン～脅威の侵略者編～第9巻 (ページ21)

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（３９９）強さの秘密ページ21

カヤ「良かったな〜、マルちゃん。ソラが連れてかれなくってさ！」

円堂「はっ！？な、何でオレに言うんだよ！？」

水狂言から肘でぐりぐりと押され、円堂が茶化される。

博美「あんたら、むっちゃ強いな」

道子「うちらに勝ったん、あんたらが初めてや」

風丸「それを言うなら君達だって」

円堂「あぁ！効いたぜ、あのシュート」

土門「それに、あのボール捌きもな」

目金「このボク達と互角に戦えるなんて。何か秘密があるんじゃないですか？」

リカ「…………、実はな〜──」

少し言おうか悩んだリカが喋り出そうとした瞬間、大阪ギャルズ一同が大声を上げてリカを取り押さえる。

花子「いや〜今日もえぇ天気やなぁ。あ、虎や！」

陽海「え、どこどこ？って、虎が空飛ぶかいな」

博美「あかんやん、リカ！そんな事ひとに言うたら！」

道子「うちらだけの秘密やろ？」

リカ「せやけどダーリン知りたそうやし……。それにみんなで一緒にできた方が楽しいやん？な、えぇやろ？」

玲華「でもなぁ……」

リカ「お願い、この通りや！」

「「…………」」

博美「……しゃあないな」

リカ「みんな、ありがとうやで。自分ら、ついて来(き)ぃ」

リカの後に続いてやって来たのは、ナニワランドのお城の建物。一度、風丸と土門が見た場所だ。

リカ「こっちやで」

足を止めたのは、移動用のエレベーターだった。

秋「下に何かあるの？」

土門「でも、さっき調べた時は行き止まりで何も無かったぞ？」

リカ「……と、思うやろ？」

リカが手すりに手を掛けると、一部がガコンと押し込まれた。

円状のエレベーターは、行けなかった下へと軋(きし)みながら降下していく。

色とりどりの六角形のステンドグラスが嵌め込まれた円柱型の空間が途中に見えてくる。

リカ「ここが、ウチらの練習場やねん！」

円堂「……！ここが……！？ナニワランドの地下に、こんな所が！？」

リカ「驚くんはこれからやで」

もったいぶるリカの言葉に円堂達が首を傾げている間に、エレベーターが丁度止まった。

上下左右に開く扉がそれぞれ開かれて現れたのは、いくつかの特訓用の機械だった。

リカ「じゃじゃーん！どぉや〜？可愛いやろ〜？」

円堂「す、すっげぇカラフル……」

地味で無骨な機械達がステッカーで彩られていて、円堂が若干苦笑する。