イナズマイレブン～脅威の侵略者編～第9巻 (ページ19)

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（３９７）なんか、あんじゃねページ19

円堂「熱血パンチ！……！？」

意気揚々と弾こうとするも……シュートはひらひらと不規則に飛ぶが如く後ろに一瞬引き、円堂のパンチを避けてゴールに入ってしまう。

角馬「決まったー！なんと大阪ギャルズ、先制です！」

リカの母親が「いよっしゃあ！」と声を張り、1点リードされた状態で前半が終了してしまった。

カヤ「1点リードってマジかぁ〜……」

風丸「いや、強いよ彼女達」

栗松「何であんなに強いでヤンスか？信じられないでヤンス〜」

聖羅「……なんか、あんじゃね」

「「……？」」

瑩「セイラ、さん……？まだ休んでいた方が……」

聖羅「なんか向こうのチームからする肉の焼ける匂いが不快で休めねーんだわ」

瑩「セイラさんの気分を害するとは……。心配いりません、セイラさん。向こうで、お好み焼きを作るの、やめさせて、きます」

聖羅「エ、や、そこまでしなくてもいーから、瑩」

鬼道「聖羅。何かある、とはどういう事だ？」

聖羅「なんか、特殊な訓練とか。雷門でもイナビカリ修練場があったくらいだし」

一之瀬「って、言われても……」

壁山「イナビカリ修練場みたいな特訓施設がそんなにあるものなんスか？」

聖羅「さあな。あってもおかしくないんじゃね。世の中、常識とかいうつまんねー固定概念が通用しないこととかあるし」

＊

円堂「とにかく、相手のペースに惑わされるな。相手が誰だろうと関係ない。オレ達はオレ達のサッカーをするだけだ！」

鬼道「まだ点差は1点だけだ。取りに行くぞ！」

「「オーッ！」」

角馬「さあ、後半戦が始まった！得点は1点差！果たして雷門追いつけるのか？
それともこれが、雷門ユニフォームを着た一之瀬の見納めになるのか？吹雪が猛然と上がっていく！」

万(よろず) 博美(ひろみ)が立ち阻むが、吹雪の目がオレンジ色になり、雰囲気が変わると同時に躱す。

吹雪「同じ手が通じるかよ！いくぜ！エターナルブリザード……。はぁああああああっ！！」

土州「はなふぶき！……っ、きゃああっ！」

いとも簡単に相手キーパーを破り、ゴールネットに氷塊が出来上がる。

角馬「決まったーッ！後半開始早々、いきなり同点ゴールだ雷門！」

春奈「やりましたね、木野センパイ！」

円堂「ナイスだ、吹雪！」

吹雪「……うんっ」

道子「何なん、今のシュート……？」

紀子「あんなシュート見た事ないで……」

リカ「……、なんかおもろなってきたやん！」