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真夜中の公園 ページ9
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時刻は23時50分。
暗闇の中、外灯の光だけが私を照らす。
30分程前。残業をして仕事から帰ってきた私は同棲している彼氏と喧嘩をし、泣きながら家を飛び出してきた。
喧嘩のきっかけは私が賢ちゃんと浮気をしているんじゃないかと疑われたことだ。
どこからその噂がきたのかは分からないがまず有り得ない。
今日だって仕事だと嘘をついて会ってたんだろ。と言われた。
私と彼は幼なじみでそれ以上でもそれ以下でもない。
第一に彼は仕事が忙しく会う暇さえないというのに。
いくら説明しても全く聞く耳を持たない彼氏にイライラして出ていった。
しかし、こんな夜中に友達の家に行くのも失礼だと思い、今は公園のベンチに座っている。
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作者名：Ebi | 作成日時：2020年2月2日 10時
