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後ろから寝起きの掠れた声が聞こえた。
目はまだ瞑ったままで若干眉間にしわが寄っている。
「ご飯の準備したいねん。賢ちゃん解いてくれへ
ん？」
川西「……いやや。行かんといて」
いややって可愛ええなあ。
私は上半身が起き上がった状態だったが腰に抱きついてきて離れてくれない。
甘えてくる彼が子供のようで母性が芽生える。
川西「まだ一緒に居たいねん」
すると腕を引っ張られて布団の中に戻された。
向かい合うような感じになり、自然とおでこにキスをされた。
そのまま私は彼の胸にすっぽり収まるように抱きしめられ、足を絡められる。
意地でも逃がさないつもりやなこれ。
彼の思うがままに私は2度目の眠りについた。
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作者名：Ebi | 作成日時：2020年2月2日 10時
