七話 ページ7
数週間後、私はいつものように中休みに図書館に行った
本を読むとその世界に入り込む事が出来て楽しいんだ
私がいつも座る席へ行こうとすると、先に誰かが座っていた
小さくて丸っこい背中だけど、清潔そうな黒髪に髪型
私は、前に回って顔を確認した
可愛い顔してるけど、真剣に本を見つめるその姿は王子様そのもの
やっと私の王子様が現れた… やっと見つけた
襟足もなし、服装もバッチリ、チャラ男要素全くなし!
私は、スキップしながら教室に戻った
でも、このウキウキしてる気分を打ち壊すように私の前の席に座っている伊野尾
うぅ…… でもいいんだ。
王子様が現れたんだもん!!
『おーい、そんなにニヤニヤしてどうしたの?嬉しい事でもあった?』
「ふんっ、話しかけないでよ!今、いい気分なのにぃ、」
『森川さん、俺の事嫌いだよね、話しかけると嫌そうな顔するし…
ごめんね、もう話しかけないよ』
眉毛を下げて、申し訳なさそうに言う伊野尾
ちょっと可愛いなんて思ってしまった…
でももしかして、こういう事を言って、自分の株をあげようとしているのか?
騙されはしないぞっ、私は
「じゃ、大事な時以外は話しかけないでね〜」
『はいはいっ』
窓の外に目を移すと、さっき図書館で見た男の人がいた
頑張って走ってる…♥
もう私の頭の中は、あの王子様の事でいっぱいになっていた
誰も眼中に入らないくらい
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いのちゃんBEST(プロフ) - 私も買いました!ヤバイですよね♪更新頑張ってください! (2016年7月27日 17時) (レス) id: eacec3ed53 (このIDを非表示/違反報告)
いのちゃんBEST(プロフ) - いのちゃん告白!!!可愛い///更新頑張ってください! (2016年7月26日 22時) (レス) id: eacec3ed53 (このIDを非表示/違反報告)
なっつん(プロフ) - いのちゃんBESTさん» ありがとうございます!いのちゃんこれからどんどんアタックしていきますよ〜 (2016年7月26日 8時) (レス) id: b0ec81c650 (このIDを非表示/違反報告)
いのちゃんBEST(プロフ) - 続き気になります!いのちゃん頑張れ!更新頑張ってくださいね♪ (2016年7月25日 22時) (レス) id: eacec3ed53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なっつん | 作成日時:2016年6月3日 19時