第52話 ページ3
?「こんな真夜中にそんな格好して女の子が歩いてるなんて危ないよ?」
月明かりに照らされた彼は明るい髪色にチャイナ服を着ていた。
A「その猫がうちの庭に入ってきていたんだ。着いて来いって言われている気がして着いてきたが、気のせいだったらしい」
彼は猫を抱き上げる。
?「案外ホントに着いて来いって言ってたのかもよ」
すると途端に猫の口が大きく開き、気持ち悪いエイリアンに変貌していった。
A「?!」
?「コイツは強い血を嗅ぎつけて、その血の人物に催眠を掛け俺の所まで連れてきてくれるんだ。便利でしょ、結構暇な時つかえるんだよ。でもせいぜいコイツの鼻も半径3キロ圏内くらいしか効かないから、この地球では暇つぶしにもならない事が多いんだけどね」
A「·····私を連れてきてどうするつもりだ」
?「残念だけど俺は女は殺さない主義なんだ。それにコイツに着いてきちゃった男達はみんな「何ふざけたこと抜かしてんだー」とか言って自分から向かって来るような威勢のいい奴ばっかだったけど、君は違うみたいだしね。まぁ女の子だからそりゃそうか」
何だかこの男からは危険なオーラを感じる。
私は後ずさりする。
?「あれ?もう帰っちゃうの?俺とやり合わないにしろこんな暗闇の中薄着の女の子が1人でいるなんて危ないよ?」
A「·····君といる方が危ない気がする·····」
?「酷いな〜、あれ?震えてるけど、大丈夫?」
A「さ、寒いだけだ!」
?「尚更よくないよ、風邪ひいちゃうよ」
近づいてくる男に私は背を向けられずジリジリと後ずさる。
「おい、何してんだ」
別の男の声がした。
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結佳(プロフ) - 続き待ってます (2023年3月19日 1時) (レス) @page12 id: 3057047a96 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - めっちゃおもしろいです!!続き気になります (2019年10月12日 11時) (レス) id: 55e0709259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さめ | 作成日時:2019年5月17日 21時