バカも風邪をひく ページ5
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晩御飯の時間まで爆豪に口にねじ込まれてもう泣いた。疲れた。
いつもなら癒しの時間のお風呂も骨折してるので湯船に浸かることはできずぬるいシャワーを浴びて早々に引き上げた。
皆でわいのわいのするのが楽しいのに…！
お風呂では、頭をヤオモモが洗ってくれて体はざっとだけど左腕だけで頑張って洗って、背中はお茶子が流してくれた。
｢あらAちゃん、髪は乾かさないの？｣
｢あ、梅雨ちゃん｣
髪からポタポタ雫を垂らしながら部屋に帰ろうとする私に梅雨ちゃんが不思議そうに首を傾げた。
｢どうせ片手じゃ乾かせないし、今日は色々疲れちゃって眠たいから…｣
｢今日は爆豪ちゃんに構われて大変だったものね、Aちゃん、風邪引かないようにね｣
｢ありがとう梅雨ちゃん、おやすみ！｣
遠くからお茶子の乾かしてあげるのに！と言う声が飛んできたけど何せもう眠たくてしょうがなかった。転んで骨折して病院に行って学校に戻ってきて爆豪に怒られまくって…本当にもう疲れた、もう眠くて眠くてしにそうだった。
＊＊＊＊
翌日の私は、案の定、やらかしてしまっていた。
｢ごほ、けほっ｣
｢ほらー！ だから言うたのに！ 乾かしてあげるって！｣
朝ご飯を食べる為降りてきた共有スペースで、お茶子に朝から怒られている私。馬鹿は風邪をひかないって言うけど、まんまとひいてしまった。てことは、私は馬鹿じゃないってこと…！
｢ん？ A、何笑ってんだ？｣
｢えへへ…あ、トド様おは、げほ！｣
｢ブフ！おはげほ…！｣
笑うなよお茶子…。
｢どうしたの麗日さん？｣
｢デクくん、あのね、昨日髪乾かさないで寝ちゃってまんまと風邪ひいたんよ｣
｢えっ、大丈夫？ Aさん｣
｢えへへ、大丈夫大丈夫…｣
｢どこに向かって話してるの！？ 僕ここだよ…？｣
あれ本当だ。
デクだと思ってたの観葉植物だった。
ああ、何か…頭がフラフラする。
｢わ！ Aさん！｣
何か…皆の声が…遠い……。
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rimu(プロフ) - 茜さん» コメントありがとうございます！励みになります(；；)更新頑張ります！ (2021年3月27日 8時) (
レス) id: fb4ab586a7 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - この作品、凄く好みだし面白くて何度も読み返してます！引き続き更新頑張って下さい、楽しみに待ってます！ (2021年3月26日 17時) (レス) id: 9e59b8c794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rimu | 作成日時：2021年2月13日 23時
