不幸中の不幸 ページ2
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1番近くにいたトド様に付き添われてリカバリーガールの元へ行ったはいいものの…
｢え、いないんですか？｣
リカバリーガールの姿は見えず、聞けばリカバリーガールはとある事情でここ1週間休みをとっているとのこと。
｢嘘でしょ…｣
｢大丈夫かA、いてェか？｣
｢トド様…うん、いてえ…｣
そんなこんなで普通に病院に運ばれた私は、リカバリーガールが戻ってくる1週間後まで、利き腕を骨折したまま生活を送ることになった。
＊＊＊＊
｢うう、食べづらい｣
お昼ご飯はスプーンで食べられるオムライスを注文した。
だけどまあたべづらい…。
｢ほら、泣かんと。食べさしてあげる！｣
｢うう、お茶子ありがとう｣
｢チッ…｣
気のせいか、爆豪がすごい形相でこっちを見てる気がする…え、怖い…。
｢爆豪、お前Aに謝ったのかよ｣
｢！？ や、やめてトド様…｣
｢フン！ トロクセェそいつが悪ぃんだろが｣
うわァ…信じられない。
食堂にいた1-A勢の大ブーイングが巻き起こる。それに、爆豪がまた大きく舌打ちしてダルそうに私を睨んできた。
｢つーかよ、折ったやつが面倒見るべきだろ！｣
｢そうだそうだー！ 責任取れー！｣
｢一人じゃ何もできないAベビーの面倒見ろー！｣
え、普通にそれは悪口では！？
私が衝撃を受けてると、爆豪がバン！ と食堂の机をブッ叩き椅子が倒れる勢いで立ち上がった。
｢黙れクソ共！｣
｢はァん？ そんなこと言って爆豪Aの面倒見んのダルいだけなんじゃねェの？｣
｢えー、何それサイテー！｣
｢それとも爆豪には荷が重いとかァ？｣
みんなが煽りまくるせいで爆豪の怒りボルテージが着々と上がっていく。
もうやめてくれ…と一人震えていたら、人でも殺しそうな目をした爆豪がキッ！とまた私を睨んできた。
｢るせェ！ 面倒見殺したるわ！｣
｢え！｣
｢んだてめェ！ そのえ！ ってのは！｣
｢いや、なんでもないですごめんなさい｣
｢はよこっち来いや！｣
え！ 嫌なんですけど…！？
｢っとにトロクセェなてめェは！｣
｢ごめんなさい今行きます！｣
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rimu(プロフ) - 茜さん» コメントありがとうございます！励みになります(；；)更新頑張ります！ (2021年3月27日 8時) (
レス) id: fb4ab586a7 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - この作品、凄く好みだし面白くて何度も読み返してます！引き続き更新頑張って下さい、楽しみに待ってます！ (2021年3月26日 17時) (レス) id: 9e59b8c794 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rimu | 作成日時：2021年2月13日 23時
