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7話 ページ7
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「あれ?なんか聞いちゃいけない事だった..?」
『あ、違うんです..!えっと、人と話すのが苦手なだけで..』
那須くんの目さえも見て話せない現実。
「そっか..
俺からクラスの子達に言っとこうか?」
『いや、その..』
これはきっと、彼なりの"気遣い"なのだろう。
でも、なんかいきなり不安になって
『...大丈夫です
私には 那須くん1人で、充分』
出来るだけ笑顔でそう言えば、嬉しそうに はにかむ彼。
「敬語やめてよ、友達なんだし!
あと、下の名前で呼び合おうよ?」
『え、あ...わかった..!』
高校1年の春、ようやく友達が出来ました。
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作者名:歩結 | 作成日時:2017年5月5日 21時