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13話 ページ13

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教室ではいつも通り、真面目に勉強をする。








雄登くんは、今日も みんなの輪の中にいる。









だけどやけに今日は見られてる気がする。









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雄登くんが教室から出た瞬間、どっからか紙が飛んでくる。









くしゃくしゃに丸められたその紙は、私の肩に当たると 無抵抗に床に落ちる。









投げられた方向に目をやると、複数の女子がこっちをチラチラ見てるだけ。









なんだろう、なんて広げてみる。









『...!』









[那須はあんたが可哀想だから一緒にいてくれてんだよ]









先程の女子の方を見れば、私の事を見てクスクス笑っている。









「ただいまー..って、どうしたの?」









どうやら雄登くんはさっきの女子達といたらしく、









「何もないよ〜」









猫なで声で笑う彼女らに、雄登くんはいつも通り笑い返した。

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作者名:歩結 | 作成日時:2017年5月5日 21時

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