体操服、貸して 。 ( 緑 )

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そっか、忠義とりのはクラスが同じなんだ


忠「 嫌ちゃうで？まず嫌やったら貸さへんやろ(笑) 」



りの「 ほらね、心配せんでええねんで？ 」



忠「 なに？なんか言われたん？ 」




忠義はわたしのほっぺを挟んで


グッと顔を近づけてきた。





忠「 言・え 」






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目力に負けたあたしは、




『 大倉くんが可哀想、って、嫌々貸してるんだよ、って言われて、、っ 』


忠義はそのままの形で目をそらさずに聞いてくれてた

忠「 A？ 」




『 彼女でもないのに、本当、迷惑だよね 』



忠「 A 」


『 嫌だ 』


忠「 A！！！！ 」




うえーんって子供みたいに泣いた



これから忠義と関われなくなるのかなって不安と、


はぁって呆れてため息つく忠義が怖かった





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忠「 A、その考えが、一番迷惑や 」



忠義の指があたしの頬を撫でる




忠「 お前は俺にとって特別やねん、だからなんにも考えず忘れたら借りに来たらええやん 」


な？って優しく微笑んでくれる




章「 Aちゃんコイツな、Aちゃん以外には絶対自分から話しかけたりせんし、今みたいに笑ったりせんねん、せやから俺今驚いてる(笑) 」




忠「 ヤスうるさいわ(笑) 」



りの「 Aちゃん可愛いな？ 」






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それからは何でも忠義に借りた



嫌がらせもあったけど、

高二になってからはもう学年のほぼが了承済みだ。





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ねえ忠義、


この高一の時に言った



” トクベツ ”って



彼女ではないんだよね。





中学のころ、少し付き合って


忠義に


「 友達のが、ええ、よな 」



そう告げられてから


あたしがどんだけ忠義のこと好きでも



” 友達以上恋人未満 ”


この関係は崩しちゃダメなんだって思ってた





でも、





好きだよ忠義…




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