体操服、貸して 。 ( 緑 )

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「 はいはい〜？ 」





フラフラ〜って来た大倉ってやつは





ふわふわパーマの大男やった






去年、帰って来てAんち行ったらおったやつや







亮「 ちょっと、時間ええ？ 」





頭にハテナマークを浮かべながらもついてきてくれる大倉






．







亮「 俺錦戸亮いうねん。今付き合ってる女、ほんまに好きなん？ 」





忠「 いや初対面なんに関係あるん？(笑) 」






まあそら知らへんか






．








亮「 好きでもない女とよー付き合えるな？ 」





忠「 やから関係ないや、、」






亮「 俺がどんだけ昔から見てたってな、俺の好きなやつはお前のこと見てんねん 」





A、





幸せになってな。






俺はAともう一回再会できたことが一番の幸せやで





ほんとは言いたくないねん






黙って、Aはこのことを知らずに大倉を忘れて




その弱みに付け込むのもアリだと思った






Aじゃなかったらそうしとった





でもAは純粋やった。






単純で、大倉に彼女ができたら1ヶ月も落ち込むやつで




付け込む隙もなかったわ(笑)







．







忠「 俺はA守るために付き合ってんねん 」




亮「 やったらさぁ、一緒におって守ったらええんちゃうん？ 」






俺やったらそうしたなぁ






Aが笑ってくれればそれでええねん







Aの泣いてる顔も怒ってる顔も





ビビってる顔も好きやけど






” 亮ちゃーん！！！ ”






そう言って満面の笑みで駆け寄ってくるAが





一番好きや







．







亮「 アイツ感情コロコロ変わるし振り回されてめんどいやろ？(笑) 」





忠「 まあ、、でも俺は、 」





亮「 そういうとこが可愛いよな 」





ずるいねん、Aは。






再会した時のハグやって





Aにとっては無意識やろ？(笑)





ほんまアホや。






亮「 俺の好きな女泣かすなや 」






大倉の横を通り過ぎて、Aにあげるイチゴオレを買って教室に戻った






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