体操服、貸して 。 ( 緑 )

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中学校からの帰り道




中学生の時も忠義とよく帰ってて、遠かったけど忠義と歩いてれば家まですぐ着いた







『 ねぇ、学校一の美女とはどうなったの？ 』





忠「 その呼び方やめてや(笑) あれなぁ 」







花恋ちゃんのお父さんが、教育委員会の人で





付き合わないとあたしの変なデマをお父さんに言うって言われて





何にも言えずに付き合ったって。







『 ヘタレが。 』




忠「 Aのこと守れたらそれでよかったんやって。 」





なんかニヤニヤするなぁ(笑)





忠「 でもAんことをヤスに取られそうになった時に、なんで好きでもない女と一緒になってんねんって気づいて 」




『 気づくの遅い。』




忠「 も〜〜！ゴメンってぇ。
あと、錦戸ってやつにもキレられてん、俺 」




亮ちゃん？




『 なんで亮ちゃん？ 』




忠「 え、A知ってんの？転校生 」




知ってるもなにも…






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忠「 は！？幼馴染！？中学も少しおったん！？！！ 」



何時だと思ってんのよ…






『 ほんの少しだけね。でもすぐ転校しちゃった。 』





亮ちゃんから花恋ちゃんの事情を聞いたらしく





忠「 俺の好きな女泣かすなや、って言われたわ 」




あ〜〜って頭をガシガシしてた。







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『 亮ちゃんね、あたしの初恋の人なの 』




忠「 そう、なんや 」




すると忠義はあたしの手を取って





忠「 要注意人物やな(笑) 」




フフンって笑ってサラッと車道側を歩いてくれた




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