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手はずっと握られたままで、
時計の針の音だけが響いてる
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亮「 ごめん、 」
亮ちゃんが我に帰ったかのように、パッと手を離した
『 全然、うん 』
彼氏とのキスでもないのに
嫌じゃなかったのは
きっと亮ちゃんだから
初恋の、相手だったから
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亮「 Aに久しぶりに会って、なんか、その、 」
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亮「 、、好き、やで、 」
子犬の目をして、眉を下げて優しく微笑んだ亮ちゃん
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でも、
考えれば考えるほど忠義が頭に浮かんで
きっと亮ちゃんと付き合えば今辛いことなんてなくなると思う
『 亮ちゃん、、ごめん…、、 』
やっぱり、浮かぶのは、忠義だった
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亮「 そうやと思った 」
フフって笑う亮ちゃんは最高にかっこよかった
亮「 大倉ってやつやろ? 」
あれ、、亮ちゃん忠義のこと知ってたっけ…
亮「 中学、俺あんま行ってへんかったけど、有名やったから知ってる、あと、 」
去年の夏、一回あたしの家に来てくれたらしくて、そのときに忠義とあたしが家の前で話してたのを見たって
亮「 Aが幸せやったらそれでええわ 」
『 ありがとう、亮ちゃん。亮ちゃんが初恋の相手で、初めて、キス、してくれてよかった 』
亮「 え!!初めてやったん!? 」
急にアタフタしだす亮ちゃん(笑)
『 亮ちゃんだったから、素直に受け入れちゃったよ(笑) 』
亮「 アカンよほんまに… 」
ごめんな?ってまた悲しそうな目であたしを見つめた
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帰り際、
『 手、合わせに来てくれてありがとね。お母さんもきっと喜んでる 』
亮「 おう。なあ、A、」
『 うん? 』
亮「 俺も初恋、Aやった 」
じゃ、って最高なスマイルを見せて
亮ちゃんは帰った
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あや(プロフ) - 今更感すごいですけど、めっちゃ好きなお話でした!いつか本当に続編とか読みたいです… わがままでごめんなさい (2018年8月4日 20時) (レス) id: edc63ad845 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - みるくちゃんさん» 大丈夫です!…わかりました!オバケととっておきます笑いえいえです!こちらこそ楽しい作品をありがとうございます!! (2017年10月13日 18時) (レス) id: ac8595cf1b (このIDを非表示/違反報告)
みるくちゃん(プロフ) - ルアさん» 返信が遅くなってしまいすみません(T_T) あの物音は、オバケととるか、登場人物の誰かととるか、とらえかたは読者様の自由です(^_^)たくさん想像してください(^_^)最後まで読んでいただきありがとうございました!! (2017年10月13日 6時) (レス) id: fb320dc108 (このIDを非表示/違反報告)
みるくちゃん(プロフ) - satokom327さん» 返信が遅くなってしまいすみません(T_T) 最後まで読んでいただきありがとうございました(^_^) (2017年10月13日 6時) (レス) id: fb320dc108 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - 失礼します!作品面白くて読ませてもらってます!途中の中学校で物音がしたのがすごく気になってその後の話がすごくモヤモヤしました(苦笑)あの物音は特に意味は無いんですよね?でも忠義と無事に付き合えてよかったです!長文失礼しました! (2017年10月10日 22時) (レス) id: ac8595cf1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるくちゃん | 作成日時:2017年10月9日 1時